October 11, 2010

好きなことをして、生きるということ

自由に空を飛び 幸せを歌う鳥のように人生、いろんな選択肢があると思う。
自分の職業から、晩ご飯のおかずまで。

みなさんのそういう選択肢の基準って、何ですか?

僕の場合は、「心地よいこと」。
自分が幸せだって、思えること。
大切なもの、楽しいこと、愉快なこと。
自分の好きなこと。

必ずしも、毎回、選択に成功する訳じゃないけど、
うーん、なんかやだなという状況に陥るのは、
やっぱり、どっか違ってしまったように思うの。

違ってしまっても、悪いことじゃないと思う。
経験値だけ頂いて、次、失敗しないように努力すれば良いんだもの。

好きなことをして生きる。

じゃあ、好きなことって何ですか?

「好きなこと」・・僕の場合ですけど。

静かな森を歩いたり、登山をしたり。
育てた野菜を収穫したり、美味しいごはんをみんなと食べたり。
・・そういうことが好き。

その中で「自然であること」。
循環すること。環境に負荷のない、優しい暮らし方。
そういうの、楽しいと感じます。


好きっていうことの中から、『料理』を仕事に選びました。
選んでから思ったことは、「うわー、僕、全然才能がないな」。
ホント最悪だと思った。

でも、美味しい顔を見るのが好きで好きで。
やめられなかっただけ。
好きというのは、最大の才能だと思う。
技術は、後からついてくるもの。

好きなことをして、生きるということ。

楽しいことだけをして生きていくことが出来るなんて、僕も思っていませんよ。
そうなら良いなとは、思うけど(笑)。

なにが「幸せ」だか、分からないこともありました。
人が喜ぶ顔が幸せなんだから、って、無理しすぎた頃もあって、
体壊したり、ケンカしたり。

うん、誰かを幸せにしようとか、頑張るのは違ったなと思う。


「自分ですることに幸福を感じられる人は、
 それだけで満足し、感謝することが出来る。
 自分がすることに幸福を感じない人は、他人に尊敬されたがったり、
 他人に報酬を求めたりする傾向になりやすい」

武者小路実篤という人が書いた、「幸福論」について。

自分が楽しいと思えること、心地よいと思う生き方が先。
その結果、誰かを幸せにするものであれば、もっと良いもの。
自分が幸せにならないと,誰かを幸せにすることは出来ないんだと思う。

誰かのためだけに生きる人は、人から評価されたがったり、感謝されたがったりする。


人は評価されたり、評価したりすることに莫大なエネルギーを使って、生きていると思うのね。
僕も、結構、無駄遣いしてると思う。
評価は受けない、評価するまいと、頑張れば頑張るほど、
どんどん、そこから遠ざかっていくような気がする。


そのスパイラルから、抜け出す唯一の方法・・

「自分の大切に思うこと、幸せなことって、何だろう?」
それを見つけることにあると思う。

日々の暮らしの中にある、ささやかなことで良いの。
幸せの「かたち」が見えている人は、強い。

どんなに苦しいことがあっても、それを頼りに生きていける。
人生の基軸がぶれないの。
もう人からの評価さえ、必要としなくなります。
自分が幸せになるために必要なものが、分かっているからです。

もう人を評価することも、なくなりますね。
だって、人と比べなくても、自分の幸せが分かるもの。


自分の好きなことをして、生きるということ。

でもさ、
「好きなことばかりしたいもの、嫌いなことはしませんから」

それは違うのね。

人間生きていて、いつも心地よいことばかりじゃないですよね。
嫌だなと思うことをやらなきゃいけないこともあるでしょ。

例えば・・
自分の好きだった料理の仕事を外されて、トイレ掃除の仕事になったとするでしょ。
やりたくないことかもしれない。
でも、どんな仕事であれ、自分が選んだことの結果ですもの。

じゃあ、楽しくする方法を考える。
だって、どうせやるなら楽しい方が良いもの。
日本一のトイレ掃除を目指しちゃうくらいが面白い。

そしたら、周りもの人も、「おっ、なんだあいつ?」って思うでしょ。
便器がピカピカになっていくのも、楽しいものです。
人の嫌がることも、楽しいんだから、もう何やっても楽しい。

どんなことも自分の糧になる。
一生懸命やったことは、決して無駄にならないと思うの。
それがどんな仕事であっても、いつか必ず自分の力になって、助けてくれます。


自分が幸せだって、思えること。
大切なもの、楽しいこと、愉快なこと。
ただ『好き』という一途な想いが、ひとかけらの才能を生みます。

その力を大切に育てて、いつか、みんなの役立てるように使いたい。

好きなことをして、生きるということ。
当たり前のことだけど、それがただシンプルに、私たちの幸せだと思うの。


bluetailhappiness at 22:52│Comments(20)TrackBack(0)clip!例えばこんな話 

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この記事へのコメント

1. Posted by 。   October 12, 2010 08:14
好きなこと=物を書くこと、の前には、
たいてい、障害が立ちはだかるのよね。
自分のやりたいこと、の前に、
仕事や、
家族のためにしなきゃいけないこと、
があって、
それを放っておいて
自分の好きなことをするのは、
ただのわがままだと思う。
でも、仕方ないから、
寝る時間を削ってやろうとすると、
何をやってるんだ!と、怒られるのよね、いつも。
書きたくてたまらないのに、
周囲の状況が許さなくて書けない時は、
泣きたくなります。
ゆったりと、好きなだけ、
思いのままに書けたことなんて、
一度もなかったわねぇ。
好き=渇望ですね、そうなると。
でも、そういうものが何もない人生よりまし、
って思います。
2. Posted by papa   October 12, 2010 08:52
女性が自由に生きられる時代といわれますが、この問題は男性と女性で解釈が分かれると思いました。
前にも、云われたことあるもの。

僕なら、女性の立場でも好きなことをすると思う。
家事と仕事の間に、時間を作ってでも。
家族のために我慢していますとは云いたくないもの。

それも男性的な視点ですね。たぶん。
難しいなぁ。

この記事、読み直してみたけど。
云いたいこと、今ひとつまとまっていません。
いつか、もう一度書き直してみよう思います。
3. Posted by Levi   October 12, 2010 11:32
こんにちは

好きなことを仕事にして生きていけたら幸せだと思います。
でも、好きなことだから仕事にしない人も居るんですよね。
好きなことは純粋に楽しみたいって。

おっしゃるように自分が選んだのだから好きじゃなくても一生懸命取り組むほうが良いですよね。
そのうち好きになるし、上手になる。

そうですね、男性の方が好きなことが出来るんですよね。
それは物理的にも精神的にもね。
それは性が違うからって、根源的な問題かもって思います。

最近、私はたまに理由も無く幸せになります。
分からないけど、幸せなんですよね。
ヘンでしょ。
でも、幸せを世の中の価値観で測ったり、何かと比べることで得ようすると得られないんですよね。
まさに、青い鳥ですよね。
4. Posted by Papaさんのブログの愛読者   October 12, 2010 12:37
今日のPapaさんのブログを読んで涙が溢れそうになりました。
明日は ちょうどお掃除の仕事で便器も磨くので
便器がピカピカになっていくのを楽しいみながらお掃除します(笑)
毎日自分の選択で生きている事に感謝です。
Papaさんのブログに感謝です。(お辞儀)
Papaさんのブログを教えてくれた妹に感謝です(笑顔)
5. Posted by papa   October 12, 2010 14:05
こんにちは、Leviさん。

幸福論。
まだ、僕の場合、幸せになろうと、頑張っているのかもしれません。

>たまに理由もなく幸せになる。

そういう感覚。素敵だと思いました。
6. Posted by papa   October 12, 2010 14:15
もともと、料理の得意な人がいます。
手先が器用だったり、要領が良かったり。

でも、一番の才能は、「継続する」ということです。
何回も、何回も繰り返すから、美味しいものが作れる。
必要なのは、天性の才能や資格ではないのだと、今は思います。

だって、僕でも料理人になれたんですから。
もうちょっと、肩の力が抜ければ良い感じなんだけど。

あんまり、褒めないでね。
僕は、このブログを通して、
皆さんから頂いたものを、シェアしてるだけ。
7. Posted by 。   October 12, 2010 16:51
私みたいな考え方は、評判悪いの。
本当にやりたいことじゃないから、
後回しにできるんだ。
とか、
やりたいことをやればいいのに、
やらないでおいて、うじうじと人のせいにして。
とか、
さんざ、たたかれてきましたもの。

私ね、これって、動物脳と植物脳の違いかなって、
思ってるの。
個を優先するか、全体を優先するかの違い。
どちらも、間違ってはいないのよ。

両方の動きがあってはじめて、世界は回る。

それからね、私は、性差はあっていいと思ってます。
差別はいけないけど、区別はつけるべき。
押しつけもよくないけど、
確かに存在するものをないことにしてしまうなんて、
もっとよくないと思います。
自然に表れてくる“らしさ”もまた、
この世界の摂理の一つだと思いますもの。
8. Posted by papa   October 12, 2010 23:57
みんな違うから、世界は面白いのに。
そう思うことがあります。

自然界も、より深いレベルでの意識のつながりみたいなものはあると思うけど、種の進化はその地域で多様化していく傾向があります。

人間の営みも、そうあればよいのに。
ごはんの炊き方も、選択の基準も、生き方も。
暮らし方ぜんぶが、みんな違う形で良いじゃないと思う。

おんなじ幸せじゃなくても、良いのだと思うの。
9. Posted by goodtime-masuho   October 13, 2010 09:14
好きなことをして生きるということ。
それには好きなことができるという喜びの何倍も辛いことがついてまわる。

楽しいとかうれしいなんてのはほんの一瞬。
振り返ってみても辛い、苦しいことばかり思い出す。

怪我をして痛みをおして作り続けた日々。
納期が無くて夜中まで作業をしたり、徹夜したり。

ふと、違う生き方もあったんじゃないかと思う日々。
その時々で、リセットできて柔軟に生きられたら。
でも、過ぎたことを悔やんでばかりいても過去は取り戻せない。
振り返って嘆くのはほどほどにして、
たとえほんの少し先でも自分の前を見て生きて行きたい。

好きなことに対するスタンスは人それぞれ。
好きなことを優先するのもわがまま。
好きなことができないと嘆くのもわがまま。
わがままを言わせてくれる、させてくれる周りに感謝。
それも忘れない。
10. Posted by papa   October 13, 2010 10:54
じーんとしました。

ありがとうございます。
一生、忘れないようにします。
11. Posted by みゆ   October 13, 2010 11:03
好きなこと。
自分の幸せ。
最近のわたしの心のテーマです。

いっくら考えても答えは出ない。
考えれば考えるほど。。。
それは心で感じることだからでしょうか?

幸せになりたくて、周りが幸せになればわたしも幸せなんだって思おうとしていたのかもしれませんね。
papaさんのいう
「誰かのためだけに生きる人は、人から評価されたがったり、感謝されたがったりする。」
こんなわたしがいるんだと思います。

困難というスパイス。。。
戦いましょう!笑
いえいえ楽しみましょう!


12. Posted by papa   October 13, 2010 12:05
みゆさん、「奮闘記」の名前、あげます(笑)。

ブログのタイトルに、くっつけて使って下さい。
(くっつけるだけで、困難が増える傾向があります)

>それは心で感じることだからでしょうか?

そうかもしれませんね。

ほんわかと暖かい時間やもの、大切な人たち。
そういうものを、大事に育んでいきたいと思いました。
13. Posted by みゆ   October 14, 2010 08:55

Kurumi*奮闘記・・・
なかなかよいではありませんかぁ。

でもね、困難が増える傾向は避けたい。笑
これ以上の困難というスパイスはしばらく願い下げです。笑

でも、やっぱり、スパイスあっての人生♪
また困難に立ち向かいたくなりそう。。。笑

そのときはKurumi*奮闘記スタートかな。
14. Posted by 。   October 14, 2010 09:41
“好きなことができないと文句を言うのも、我儘”
・・・たしかに!笑

赤毛のアンの作者モンゴメリに、
「没我の精神」ていう短篇があるの。
親を早くに亡くし、
妹や弟たちのために、自分を犠牲にし、
身を粉にして働き続け、
結婚もせず、ただ年を取っていく主人公。
弟妹たちは、それぞれ、
世間から評価される立場に成長するけど、
兄に対しては文句を言うだけで、
感謝の言葉すらない。
それでも、主人公は、
何一つ愚痴をこぼさないの。
そこへ、私みたいなお節介焼きのおばさんが現れて、
「誰のおかげで一人前になれたんだいっ!」って、
説教するのよ。
胸がスッとしましたわ。

沈黙の美学って、私には無縁みたい。
だって、我儘だもの。笑
15. Posted by 。   October 14, 2010 11:06
補足?

苦労比べをしたって、仕方ないと思うの。
どんな人生にだって、苦労はつきものだもの。
だからこそ、自分と違う生き方を選んだ人の苦労にも、
思いを馳せるべきなんじゃないかしら?
どちらも、間違ってないというのは、
そういう意味だったのだけど。
やさしさは、想像力。ふふふ
16. Posted by papa   October 14, 2010 20:17
みゆさんへ。

カレー味の方が、食が進むときがあります。
17. Posted by TOMO   October 15, 2010 00:16
包丁を持ったこともなかった私が料理に携わるようになったのは7年前。
お野菜が好きで、自然が好きで、シンプルに作れるお料理が好き。昔ながらの食材が好き。
残念ながら4年勤めたお店はなくなってしまい、その後、念願のパン屋に勤められたものの、お店が掲げている『”自家培養天然酵母”って何で作られてますかってお客様に聞かれたらなんて答えたらいいですか?』と伺ったら、次の日突然クビになりました。
どうやら地雷を踏んでしまったのです。実は”自家培養酵母”とはホ○○天然酵母で、知られたくなかったところを無意識に私は突いてしまったのです・・・。
その後、全く畑違いのお仕事に就きました。
初めての事務職でした。この仕事が意外や意外、肌に合って、穏やかで平穏な自分を保てました。
こちらの仕事の更新のお話もあったのですが、新規でパン屋を立ち上げるという方から、『我々は全くの素人だから、お任せしたい、引っ張っていって欲しい』と嬉しい言葉をいただき、晴れてまた夢のパン屋になるはずが・・・。
料理やパンを作ると、ついつい黙々淡々とテキパキ仕事をしすぎてしまい、それが逆に一緒に作業する奥様を傷つけてしまい、泣かれてしまいました。
結局また飲食に戻れたという嬉しい気持ちや情熱が出すぎてしまったゆえの失敗。
戻ることは出来ませんでした。
うまく世渡りできず情けないのですが、今就いている仕事も心の平穏が保てないのですね。
好きなことを仕事にできたら・・・。
そんな想いで生きてきましたが最近は、心の平穏を保てる仕事に就くことが、私には合っている様な気がしてきました。
そして、週末におうちカフェやワンデイシェフになる。
激辛カレースパイス、今年はなかなか強烈です。
papaさんのブログを読んで、涙がでました。
心穏やかに、笑顔で過ごせて、美味しくご飯が食べられて、それでいて、自分も周りもハッピー。
そういうのが、いいな。




18. Posted by papa   October 15, 2010 07:25
好きなことをして生きるということ。

そういうことが出来る人も、毎日、楽しいことばかりじゃないのかもしれませんね。

困難はスパイスみたいなもの。
目に染みるから、涙も出ます。

朝からカレーだったり、給食もカレーだったり、夜もカレー食べて、次の日もカレーだったり。

でも、カレーも僕たちの糧になる。

すごく辛かったときに。
ぐわーと泣いて、地団駄踏んでも良いし、
強がって、水飲まないでも良いし。

でも、いつか。
「ごちそうさま。ああ、美味しかった」って、
笑って云えるようになりたいなぁ。

そう、思うの。
19. Posted by 。   October 15, 2010 09:47
インドで育った方なら、
三食カレーでも、
別に何とも思わないでしょうしね。(*^_^*)
20. Posted by papa   October 15, 2010 10:57
インドの方だと、梅干しに置き換えて頂くと良いかもしれません。

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