January 07, 2011

マクロビと進化論 2)給食とおしりと空腹論

娘の学校給食です。
和風。全体的にさっぱりめの献立です。

きゅうしょく











僕の時代は、クジラの竜田揚げとか、砂糖のいっぱいついた揚げパン、だったなぁ。
給食も変化しているんですね。

僕も、給食の仕事していました。
老人ホームで、お年寄りの皆さんにごはんを作るの。

そういうとき、料理人は、献立を考えません。
栄養士の方が、設計してくれる栄養バランスのメニューを作り、お出しする。

それは季節感より、栄養重視の献立でした。
栄養士が違うと、献立もだいぶ違います。

でも、だいたい「栄養価の高い肉」が3食、必ず献立に組み込まれます。

この『栄養の高いものを摂取して「健康」を作る』という考え方は、
ずっと栄養学の常識だったと感じます。

寒いドイツで生まれた『栄養学』の基本は、肉食にありました。
それを勉強した日本も、その影響があると思う。

温帯で多湿の日本でなら、「和食」だと思うの。
五穀を主食とし、野菜、海藻、魚介類で補う食事ですね。

家でハンバーグやオムレツは結構、食べるから、
今、学校の給食は「和食」の献立を多くするよう、工夫されているそうです。

うん、給食も変化しているんですね。


今の日本はとても豊かです。
先進国の中でも医療技術が高く、衛生管理も行き届いています。

でも、病気がなくなるどころか、増えているようにさえ感じることがあります。

この原因、「遺伝子」にあると思うの。
人間を人間に形作るもの、それが「遺伝子」ですね。
コンピューターでいうと、『プログラム』のようなモノです。

細胞の中に入っている「遺伝子」の組み合わせが、『人間』だった場合、人間になります。
プログラム『ミミズ』だった場合、ミミズになっちゃう。

実は、『人間』と『ミミズ』は、遺伝子が60%、おんなじ。
違いは40%しかない。
うっかり、4割間違えてたら、僕はミミズでした。

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こんな感じでしょうか。
ああ・・危なかった。

実際、そういう間違いは起こりません。
遺伝子は、正確に仕事をして、そのコピーを作るからです。
(たまに壊れます)

話を戻すけど、『ネズミ』や『ウサギ』のほ乳類で、
『人間』と80%~90%おんなじ。
ちょっとしか違わない。

で、一番近いのが誰かっていうと『チンパンジー』さん。

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99%。
1%の違い。

でも、その『1%の違い』って、なんだろ?
チンパンジーと人間って、めちゃくちゃ違います。

その大きな違いは・・・

1)乳房やおしりに脂肪がなく、丸みがない。
2)「人間」には大きく機能性の高い『脳』がある。

この2つ。
これ「脂肪を蓄える能力」の違いなんです。

「脳」は水分を除けば、60%以上が脂肪で出来ているのね。
もちろん、そのおしりも脂肪です(笑)。

採取と狩猟を生業としていた、人間たちは、
いつでも「ごはん」にありつけたわけではありません。

自然の恵みに依存する生活では、気候などが原因で、
極端な食糧不足が起きる可能性があったのです。

人間は、度重なる飢餓を乗り越えなくてはなりませんでした。

そんな中、遺伝子のわずかな変化で、脂肪の少ない猿の中に、脂肪の多い猿が生まれます。
たぶん彼は、ちょっとだけ『ふとっちょ』だったのでしょう。

何も食べるものが無い状態。
1kgの脂肪は、9000kcalのエネルギーに変わります。
脂肪10kgで、最大60日間の生存も可能だったのね。

つまり、お尻が大きい方が・・・いや、脂肪をより蓄えていた方が有利。

より脂肪を蓄えることの出来る遺伝子をもつ個体が、飢餓状態の中で生き残りました。
そして子孫を残して、その子供も孫もふとっちょ。

人間は、そうやって生まれた、『飢餓状態に強い能力』の生物なのね。

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でも、脂肪を蓄える能力は、飽食に弱いのです。

ものが豊かになり、食べ物に溢れ、その豊かさが逆に人間の病気の原因になってしまう。
癌(ガン)って、『やまいだれ』の下に品物の山と書きますもの。

私たちは、食べ過ぎで病気になったのに、
なにかを体に取り入れて、治そうとしてしまうでしょ。

その考え方だと、薬で病気を押さえ込むことは出来ても、
それを解決することが出来ないと思うの。

病気は戦うべき敵ではなく、いつもの自分を振り返るチャンスという人もいますね。
病気は教えてくれる。

僕も腰が痛くなって、いつも健康のありがたさに気がつきますもの。


「人体+栄養=健康」という方程式が、栄養学の常識だったけど。
病気を治すには、そういう基本的な常識から変わっていっても良いんじゃないかなと思うのです。

満たされることが、必ずしも健康にはつながらない。
空腹も必要だと思うのです。


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bluetailhappiness at 23:47│Comments(13)TrackBack(0)clip!マクロビと進化論 

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この記事へのコメント

1. Posted by goodtime-masuho   January 08, 2011 08:38
>こんな感じでしょうか。
 ああ・・危なかった。

もしかしたら深夜に変身しているかも
ふふふ... 知らぬは本人のみ。

でもベルトがさりげなくおしゃれ!!
2. Posted by papa   January 08, 2011 10:10
goodtime-masuhoさん、ようこそ。

本物のミミズの画像を入れようと思ったのですが、
素敵な画像ではなかったので、ちょっと遊んでみました。
3. Posted by ぢゅん   January 08, 2011 13:06
papaさん、良い記事です!

papaさんの記事を受けて、記事を書いてみました。

ありがとうね!
4. Posted by 。   January 08, 2011 15:55
なになに、
この記事から生まれた別の記事?
面白そうだから、
ぢゅんさんちに、遊びに行ってきま~す♪
5. Posted by 。   January 08, 2011 16:06
ただいま。(*^_^*)

半世紀ずっとドラえもん体型の私は、
そうか、未来志向型だったのね!

よしっ、今年も市長と闘うぞ!笑
6. Posted by papa   January 08, 2011 19:22
ぢゅんさん。
ありがとうございます。

マニアックな記事続きで、それでも読んで下さる人がいるだけで、
幸せなのに。
記事まで、書いて下さるなんて。

感動しました。
ホント、ありがとうございます。
7. Posted by papa   January 08, 2011 19:25
もさん、こんばんは。

>半世紀ずっとドラえもん体型の私は、
 そうか、未来志向型だったのね!

体型は、関係ないと思いました。
ただ、飢餓状態には有利です。

>よしっ、今年も市長と闘うぞ!

助太刀します。
8. Posted by ぢゅん   January 10, 2011 11:33
もさん!わあ~、来てくださったんですか!?
光栄です!
ありがとうございました^^。

papaさんもお忙しい中、ありがとうございました!
papaさんの記事には愛が溢れていて、心のぐっときます。
いつもありがとうございます。
9. Posted by hirokototomi1   January 11, 2011 00:32
こんばんは。前編、後編、すごくおもしろかったです。「食べる姿」って丸裸になることと同じ感覚なんだと、やっぱり思います。長い長い歴史の中で守り通してきた本能ですものね。変に着飾ることをやめて、素直に「食べる」ということと向き合いたい、と思いました。いや難しいですが。
10. Posted by 。   January 11, 2011 14:03
私は、ずっと、
ぢゅんさんの隠れファンですよん。

私の大好きな人たちが、
みんな、ぢゅんさんが好きなんですもの。

てへっ。
11. Posted by papa   January 11, 2011 23:49
>もさん!!

ははは。
「。」の、ハンドルネームって、普通、発音できないですよね。
ちなみに、「。」は世界一短いハンドルネームです。
ギネス記録申請中(でしたっけ)。

>いつもありがとうございます。

もったいない言葉です。
こちらこそ。
12. Posted by papa   January 11, 2011 23:53
hirokototomi1 さん、こんばんは。

>前編、後編、すごくおもしろかったです。

あ、すいません。
実は、ここからが後編です。

>「食べる姿」って丸裸になることと同じ感覚なんだ

そのまんま生きること、思います。

今日食べたものが、10年後の自分をつくる。
その選択の連続が、自分自身の未来を
形作っていくのかもしれませんね。
13. Posted by papa   January 11, 2011 23:55
もさん、こんばんは。

>みんな、ぢゅんさんが好きなんですもの。

うん。
ぢゅんさんは、お日様みたいですもの。

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