June 2011

June 26, 2011

石を貼る男、笛を吹く男

石切場で拾い集めてきた、鉄平石(てっぺいせき)。
これをタイルのように使って、Ohanaのカウンターの床を作ります。

「プロの石張りは、ぴっちり1mmくらいしか隙間開いてないからよ。
 まあ、そこそこ張れれば良いんじゃないかな?」
と、大工さん。

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自然のまんまの鉄平石。
こんなデコボコ、どうやったらぴっちり合うの?

ハンマーでゴンと割ると、
叩いたところと、ぜんぜん違うとこが割れるし。続きを読む

June 24, 2011

鉄平石の石切場へ

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すっかりボロボロになった愛用の「つなぎ」を着て、
2tトラックをブイブイ運転します。

やっぱり大きなトラックを運転するの、気持ち良いな。
はいはい、右に曲がりますよー。


今日は八ヶ岳の反対側へ。
長野県、茅野市。

ここの山中は、鉄平石の産地として昔から有名なところです。
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June 21, 2011

福島原発事故に関するアンケート募集

NHKが番組を作るためのアンケートを実施しています。

7月9日(土)19時30分放送予定、
NHKスペシャル『フクシマ後の世界 私たちは原発とどう向き合うのか 』

【アンケート募集・こちらから】

「あなたは、今後、原子力発電所をどうすべきだと思いますか?」
の質問に対し、5択のアンケート。

『増やすべき/現状維持/減らすべき/すべて廃止/その他』の5つ。
また、意見の書き込み欄が用意されています。

小さなことですが、その結果は大きいと思います。


bluetailhappiness at 22:30|PermalinkComments(14)TrackBack(0)clip!

June 19, 2011

シャンティクティ

長野の「シャンティクティ」で開かれた、建築ワークキャンプに参加してきました。

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シャンティクティは、ネパール語で「平和の家」という意味。
持続可能な自然と共存する暮らしかたを考える「パーマカルチャー」という考え方で、シャロムの臼井氏が、デザインした宿泊施設です。


人は、何かを食べて生きているでしょう?
その食べ物を通して、僕たちは環境とつながっています。

環境と人は、切っても切れないもの。
それはひとつです。

人と自然が共存していくということ。
それは、環境的にも、経済的にも、それが恒久的に人の幸せを、
作りだしていくものであること。

そのためのアイデアが、ここにはたくさん見つけることが出来ます。
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bluetailhappiness at 15:01|PermalinkComments(10)TrackBack(0)clip!

June 18, 2011

大きな蜘蛛との暮らし方

ちょっと修行しに4日ほど、旅に出ていたんだけど。
旅先に電話が掛かってきた。

嫁が云うには、家の中に巨大な蜘蛛が出たらしい。
お風呂や、リビングの様々なとこに出没して、
ヒメ@7才は、すでにパニック。

なんか、3日も風呂に入ってないとか。

あはは。
パパなんて、蜘蛛大好きですよ。
ちょっとくらい大きくたって、手の上に乗っけて遊べるよ。

親が怖がっちゃ、いけないんですよ。
子供が怖がっちゃうもの。

だいたい全長15cmなんて、そんな蜘蛛、
そんなの日本に居るわけ無いじゃないか。
タランチュラじゃないんだからさ。

そんなこと、云っていたのですが・・

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ぎゃぁぁっ、出た。
15cm。

パソコンの後ろから、すごいスピードで走り出てきて、こっちに突進してくるし。
かなり焦りました(TT)。

うわー、日本にいるんだ。
こんなでっかいの。
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bluetailhappiness at 00:00|PermalinkComments(16)TrackBack(0)clip!日々のあわ 

June 14, 2011

油性マジックの落書きと戦う方法

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ちょっとうっかり目を離した隙に、ドーナツ屋さんが開業していた。
油性マジックで、看板が出ています。

いいよ、いいよ。
仕方無い。
パパも、目を離してたからね。

うん、でも・・・
困りましたね。
壁に、油性マジックの落書きって、どうやって落とすのでしょう。
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bluetailhappiness at 00:23|PermalinkComments(18)TrackBack(0)clip!例えばこんな話 

June 13, 2011

5分で分かるロケットストーブの原理 <ROCKET STOVE>

1年間、環境循環型レストランの実現のために、
レストランの料理をぜーんぶ「薪」で料理してみました。

これじゃ、ダメだと思った。

レストランを一日、やりくりするのに、4~5束の薪を消費するの。
みんながエネルギーを「薪」に頼り始めたら、1本も残らず木が無くなります。
実際、薪に依存していた時代は、ほとんどの山が、
はげ山だったという話も聞きますから。

もっと、資源を有効に使う、『効率の良い燃やし方』はないか?

薪を火力として使うなら、「熱力学」を応用した、
もっと熱効率の良いシステムが必要でした。

いろいろ調べて、行き着いた答のひとつが・・

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この『ロケットストーブ』システム。

正式な名前は、「ロケット・マス・ヒーター」。
アメリカで生まれた比較的新しい発明で、日本でも「実例」はまだ少ないようです。

ロケットストーブにも、いろいろな形があるのだけれど、
これは廃材のドラム缶を再生して作るタイプ。
捨てられるものが、価値あるものになる。


その従来の薪ストーブとは全く違う、【ロケットストーブ】の秘密を、
今日は「じゃあ5分で説明しちゃおう」という、また無茶な企画です。

それじゃ、はじめましょう。
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ロケットストーブ 2)  蓄熱ユニットの設計

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【Kitchen Ohana で建造中の8インチ・ロケットストーブ】

このロケットストーブは、200Lのドラム缶で作る大きなロケットストーブ。
その最大の能力は、やっぱり『12m横引き出来る煙突』です。

この煙突の上に粘土やレンガを使って、ベンチシートやベッドなどの、
【蓄熱ユニット】を作るのが、8インチロケットストーブの基本形になります。

ロケットストーブ図解5(ベンチシート解説)

この蓄熱ユニットを省略してしまう人もいますが、
その場合、ロケットストーブの能力をほとんど活かせないの。

ドラム缶のストーブは、普通の薪ストーブのような輻射熱(ふくしゃねつ)は、
あまり期待できないからです。

ロケットストーブの暖房の考え方は、従来の薪ストーブとは全く違います。

ロケットストーブは、空気を暖めるのではなく、
ベンチシートなどに蓄熱して、ダイレクトに、
じんわりと優しく、人を暖めるホッカイロみたいな暖房なんです。


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