July 24, 2011

原子力を作る人、電気を使う人

ラジオで国会答弁を聞いていると、滅入ります。
この国は、何を学んだんだろう。

原子力に賛成、反対。
意見は求められるけど、結局、ずるずる同じ路線に戻りつつあるように見えます。

それも、選択肢として悪いことではないのかもしれない。
原子力を再開させたいというなら、僕はそれでも良いと思うのです。


ただし、福島でなにがあったのか、詳細に包み隠さず、私たちが理解出来るように、説明する義務が、東電と政府にはあります。

もし、それを把握していないのなら、それはイコール危険性を把握できていない、ということになるから、再起動は出来ないし。
把握していて、公開できないというのであれば、安全性に疑問符がつきますので、再開は容認できません。


政府は、エネルギーの自給が出来ないことを理由に、原子力発電を再開しようとしています。
認識が甘いでしょ。

認識の甘さが、今回の事故を引き起こしたことを、理解して欲しい。



原子力を作る人、電気を使う人。
みんな同じ星にいるのですから、考え方は違えど、立ち場所は同じです。

いつまでも、みんなで暮らせるように。
長い目で見て。

悩んだら楽な道より、大変な方を選んだ方が、おおかた間違うことはないと思うのです。


bluetailhappiness at 10:26│Comments(2)TrackBack(0)clip!原子力って何だろう? 

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この記事へのコメント

1. Posted by fujitamanegi   July 26, 2011 11:55
この国は結局、安全よりも便利さや利潤を追求してしまうんでしょう。
かつて愛して営んできた故郷を、もう住むことができない地にしてしまったことは、忘れかけているか、あるいは考えないようにしているのか、あるいはお金で解決できると思っているのか。

あっと言う間に何でもできる暮らし。それが現代人の最大のニーズなら、こういう流れになるのは仕方ないことなのかも。

「今」だけじゃなく「未来」にどうなるか、そういう目を養いたい。
原発のこともそうですが、子育てしてて最近特にそう思いました。
今、子どもにモノを与えて大人が楽を出来ればそれで良い?
私はもっと子どもと向き合いたい。そういう経験は人間を信じる力に繋がると思う。

原発のことからなんか話がズレましたが。私も「楽な道より、大変な方を選んだ方が」間違いないと思っている一人です。
2. Posted by papa   July 27, 2011 00:56
僕の4番目の子供は、福島原発事故の前日を選んで、この世界に来ました。
ずいぶん大変な時間を選んだと思います。

たぶん、子供たちが大きくなる頃には、こんな世界の造りも簡単に変えてしまうと思う。

僕は、その時まで出来るだけ現状維持ね。

子供は、親の背を見て育つ云うけど、子育てって、親も成長していく過程を云うのだと思うのね。
まだ未熟なお父さんなので、頑張りたいと思います。

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