June 23, 2010

木彫りのスプーン

お友達のカフェ「くじらぐも」さんで、ランチを食べた。

タイトル












うん、このスプーン、良いなぁ。

シンプルな器に、田舎風のすーぷ。
そして素朴な木のスプーン。

もう、古民家カフェの、この雰囲気にベストマッチだと思う。
僕もお店やる時、こんなカトラリーを使えたら・・


うん、スプーンには、焼き印が押してある。
木工作家さんの作ったものだと思う。

こういう感じのスプーンが、いくら位するのか調べてみた。
某、工房にて。
うん、1本2500円。

少し高いなぁ。
最低25本は必要だから、うーんと62,500円?
予算オーバー。


しかし!
そんなこともあろうかと、しっかり『プランB』は用意してあるのだ。

きのくにさいと










山梨県甲府からほど近いところにある『木の国サイト』にやってきました。

ここは、山梨県の林業の文化と、その良質な木材の普及活動を目的として設立された施設です。
知る人ゾ、知る・・・というか、誰に聞いても知らなかった。
もっと宣伝すれば、良いのに。

情報筋によると、ここで「木彫りのマイスプーン」ワークショップが開かれているらしい。

情報収集を試みるも、「木の国サイト」のホームページ、管理されてないというか。
ほとんどの最新記事が、2002年のまま。

 (ワークの開催情報はこっちで/【先生のブログ】
  問い合わせ・申し込み 木の国サイト情報館  電話055-280-3388

若干の不安はありますが、自分で作れば1本1500円なのです。
安いのです。

作り方覚えれば、量産できるじゃん。
と、野心たっぷりで参加したワークショップ。

しかし。
今思えば、その考えが甘かったのである。

こうぼう










県産材の施設だけあって、めちゃくちゃ贅沢な木材の使い方。
オール木材、ピカピカ。

まだ新しい建物は、外側から想像できないほど中がきれいです。

ならび










サンプル。
左から右に、作業を進めていきます。

大がかりな道具は使わず、ひたすら彫る。
使うのは基本「彫刻刀」「小刀」「紙やすり」。そして「根性」である。

けずり










まず、彫刻刀で、せっせと削る。
元々、ナイフ系の扱いは上手なのだ。自信はある。

あたまけずる










糸鋸で頭の裏側を削る。
こういう道具系も、そんなに苦にならない。

あたまこがたな










だいたい、おおざっぱに糸鋸をかける。
これを小刀で削っていくらしい。

次は。小刀ですか。
もう、得意中の得意ですよ、料理人ですから。


しかし、ここで油断した。
ふと、新しいお店のプランを考えてしまったのね。

・・・。
「木彫りカフェ」とか、どうだろう?

アイデア1)お茶しながら、木彫りが出来る。
・・だめだな。みんな手がふさがっているから、食事メニューが出ない。

アイデア2)木彫りでスプーンを彫らないと、カレーが食べれない。
・・うん、このアイデアは、まあまあ良いけど。過酷だな。
  

そんなしょーもないことを、考えていると。

ぼき。

けずりだし










・・・あ。
折れた。

精神的に、300ポイントのダメージ。
一緒に作っていた老夫婦が気の毒そうにこちらをのぞき込む。

調子がよいときこそ、自惚れてはいけないのだ。
基本めちゃめちゃ、不器用なのだ、僕。

根性である。ネバーギブアップ。
なんか「奮闘記」書いてたときと、変わらないな。生き方が。

こんじょう










さすがに2回目は早い。

すでに無心の境地である。
木彫りに目覚めた僕は、昼飯もぬいて、必死に彫る。

丁寧に、紙ヤスリをかけ、表面に磨きをかけていきます。
仕上げに、食用油を薄く塗って、コーティング。

できあがり。

かんせい










汗と涙の結晶「マイスプーン」。

おお、なんかスプーンに見える(当たり前だが)。
素人でも、スプーンは作れる。
やれば出来るのだ。

先生、長い時間のご指導、ありがとうございました。


しかし。
ひとつ問題があった。

一生懸命作ったスプーン、人に使わせたくないのね。

ダメじゃん。
うん、『プランC』を考えなくては。


bluetailhappiness at 09:38│Comments(6)TrackBack(0)clip!

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この記事へのコメント

1. Posted by goodtime-masuho   June 24, 2010 19:22
5 あれを教訓に、スプーンの付け根は少しボリュームを持たせて作るように指導してます。
悪しからず!
スプーン用材料が変わりました、イチョウが無くなったので、替わりに栗の木を使い始めました。
8月のワークショップはお休みしますので、6月、7月の機会を逃しませんように。

幸福スプーン党 代表より
2. Posted by papa   June 24, 2010 19:36
先生、コメントありがとうございます。
先日のワークは大盛況だったみたいですね。

もう1回、伺いたいと思います。
次は、持ち手の部分をもう少し太めに作りたいのです。

こう、ずっしりと。
3. Posted by Levi   June 24, 2010 21:10
こんにちは

木のスプーンって柔らかで優しくて良いですね。
さすが作家物は高いですね。

へ~、手作りできる施設があるんですね。
楽しそう。
出来あがったスプーン、素敵。
でも、25本以上作るのはたいへんそう。
それだけ作ったら木工職人に転職したくなったりして。
4. Posted by papa   June 24, 2010 21:33
こんばんは、Leviさん。

>それだけ作ったら木工職人に転職したくなったりして。

危険ですね。
たぶん、違うバージョンとか作りたくなる。
フォークとか。
5. Posted by おちゃのじかん   June 26, 2010 08:40
やっぱり木のカトラリー、いいですよね~。うちも予算の関係で使えてないけど・・・
お友達の木工工房さんに、削る前までを作ってもらうようお願いしているんですけど、自分も仕上げをする自信と時間がなくて、実現していません。
でも、パパさんのブログでやる気をもらいました。
やっぱり、作ろう!

ありがとう
6. Posted by papa   June 26, 2010 09:09
岩窟温泉、小さなドリル一本で彫った、温泉旅館の旦那様がいましたね。最初、やるって云ったら、みんなから笑われたそうです。
そんなことを、思い出しました。

一緒に、彫りましょう!
彫って彫って、掘り続ければ、
いつかはすごいモノが出来るかもしれない。

でも、テーブルも作りたい、云ったら、
木彫りの師匠にしかられました。

「本業も、頑張りなさいよ」

はい。すんません。

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