ＢＬＵＥＴＡＩＬ　ＨＡＰＰＩＮＥＳＳ

基本、papaは、マッドサイエンティスト。
現在、開発中のひとつがこれ。




コカコーラ。

あー。
久しぶりに飲んでみたけど、こんな不味かったっけ。
カラメルの砂糖と強い炭酸。
レモンのわずかなアクセント。

昔は、もっと美味しかった気がする。




コーラの主成分は、「糖類、カラメル色素、酸味料、香料、カフェイン」。
この香料が７Ｘと呼ばれる、コカコーラの最高機密。

コーラと認識する香りの主成分は、シナモンとバニラ。
それにオレンジやレモン・ライムの精油に、ネロリ油が入ってるらしい。

ネロリ（ビターオレンジの花）の精油、数滴で８千円くらいするんですけど。

とりあえず、パス。
味の構成は、カラメルベースに、シトラス系。
＋ シナモンとバニラで良いか。


あとは・・・と。




これ、コーラナッツ。

アフリカに生える「アオギリ科」の植物で、カカオの仲間。
カフェインを含み、現地の人はリボビタンＤを飲む感じで、ポイポイ食べるらしい。
精力剤のような感じ。




こんな感じの茶色の「種」。
恐る恐る一個、口に含むと・・・


ガリッ。
ものすごく、固い。

あーなんか。
流木みたいな味がする。

これ、どうやって食べるんだろう？




水に浸してみるか。




２日ほど経過。変化無し。

なんか流木風味の水が出来た。
ほのかに甘い。

ていうか、ほとんど何も抽出されないですよ。




刻んで、お湯で１５分、煮出してみた。
鼻孔にむわっとくる、やや濃いめの流木風味。

ちょっとこれ、流木なんじゃないの？




行き詰まって、販売元に問い合わせてみた。

「ミルなどで、粉末状に砕いて下さい。
　粉状のほうが、良く抽出されます。
　初めから粉末のコーラナッツより、ホールを砕いた方が、香りが出ます」

と、販売元のお姉さん。

こんな固いもん、砕いてたら、ミルが壊れるよ。


・・ん？
でも、良い方法があるぞ。




がー。
ミキサーで液体ごと、粉砕する強行作戦に出てみた。

困ったときの力業。
完全に粉にします。




それを１Ｌの水で、１５分煮出します。
淀んだ「茶色」がどんどん出てくる。

なんか、沼みたい。




コーラ抽出液１号。
・・ていうか流木のお茶。

充満する流木の味、そして苦い。

お姉さん、わざわざホールを買うような香りじゃないですよ、コレ。
普通に沼の匂いだもん。
どうみてもコーラに必要な成分とは、思えないんですけど。


明日は、これをベースに「オハナコーラ」の試作に入りたい。
何が出るかは、お楽しみ。