September 12, 2016

車で鹿にぶつかると

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山梨も山間部は鹿が多い。

森は切り開かれていく一方だし、
鹿の数も増えれば、里に下りてくる機会も多くなる。

そんな里山を、道路は縦横無尽に走っているから、
運悪く出会ってしまうケースがあるのだ。

車と鹿の交通事故。

そう。
今回の僕が陥った最悪の状況が、それ。


基本、運転は得意です。
夜間に、動物と出会うケースも初めてではなかったから、
自分は大丈夫!とか、変な自信があったことは否めない。

でもね。
それでも避けられない。

車の手前、5mくらいのところに、
ぽーんと飛んできて。
しかも2匹。

鹿も、めっちゃびっくりしていて。
そして、なぜ立ち止まる(´Д` )。

うわーなんだこれ、と頭真っ白。
次の瞬間には、どーんだった。

たぶん、すごく痛かっただろう。
2匹とも森の中に逃げていき、そのまま帰らなかった。

後に残されたのは、呆然と立ち尽くすパパと、
ボロボロになった軽トラック。

車で鹿にぶつかると、どうなるか。

鹿は重い。
ニホンシカは、大きな個体で90kgにもなるのね。

衝突した場合の車のダメージは、衝突時のスピードに比例します。
時速60kmで、軽トラックの窓ガラスは割れ、フロントは大きく凹み。
バンパーもへし折れました。
それ以上のスピードだと、ドライバーは大怪我だと思う。

保険を使う場合は、警察を呼んで現場の検証が必要で、
鹿が生きて動けない場合、保健所扱い。
死亡した場合は、生ゴミ扱い。
それも、世知辛い話だけど。

修理代の見積もりは、40万でした。
保険を使う場合、物損の単独事故扱いで、5万円自己負担。

「単独での物損」は、普通に走ってて電柱に突っ込むような「運転下手な人」扱いだから。
保険3等級ダウン+3年間の保険金上乗せのペナルティ。

そこまでして直せず、廃車にしました。
僕の愛車。

車検通したばかりでした。
新しいトラックを買うにも、お店の夏の利益を全部つぎ込まなければならず。

怪我がなかったから良いじゃん。
人身事故じゃなかったから、良いじゃん。
そんなのは、知ってて、
そんなのは、何度も考えけど。

飲食業はそんなに稼げる仕事じゃないから。
その40万は、すごく大変な想いをして稼いだ40万だから。

すごくやるせない。
辛い気持ちだけが残ります。
疲れてたんですよね、ちょっと。

人間の都合なのは、分かってる。
だからもう言わない。


鹿と遭遇する確率は低いですが、
夜の山道は、本当に危険です。

1)対向車がなければ、ハイビーム。
2)法定速度は遵守。
僕の場合、すべて後の祭りですが。

せめて、願うなら。
鹿の怪我がひどくないようにと。

この悲しみが、みなさまの悪い見本になれば、幸いです。


bluetailhappiness at 15:37│Comments(2)TrackBack(0)clip!例えばこんな話 

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この記事へのコメント

1. Posted by きーちゃん   September 23, 2016 01:18
Papaさん

大変でしたね…

鹿との接触の大変さは常々周囲から聞いていましたが、まさかPapaさんが…

鹿の衝撃とは比べ物にならないけど…
私も3等級ダウンの、3年アップをこの夏経験してしまって。

落ち込みました。仕事から離れた主婦に5万円は大金。
相手に怒られるところから始まっているから余計にこたえて。

そんな時、1か月黙っていた夫が言ったのです。「きーちゃんが無事で、良かった」と。

事故は、得るものより圧倒的に無くなるものの方が多くて、本当にやるせないです。

だけど、本当に、Papaさんが無事でいてくれて、良かった。

2. Posted by papa   October 17, 2016 07:51
ありがとうございます。
涙でました。

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