August 15, 2010

ミノリ・アン

「菜食」といえば、動物性を一切使わないスタイルの料理。
東西いろいろなスタイルの「菜食レストラン」がありますね。

精進料理の流れを汲む和の菜食。華やかなフレンチスタイル。
母の味を最良とする家庭料理。スパイス使いの巧みなエスニック。

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そのどこにも属さない、独自の境地を切り開くのが、
九州、福岡の「ミノリ・アン」というお店です。


1日5名様まで。ひとり3500円。
ランチのみ。

このお店に行くために、僕は、九州旅行のスケジュールを
無理にねじ曲げました。
多少の困難はあっても、それだけ得るものがあるお店だと思うの。

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ウエルカムドリンクの「梅ジュース」。
ストローは、レモングラスの茎を使っています。

そして、前菜。

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色合いもとても鮮やかです。
そして、非常に面白い素材の取り合わせと、扱い方。

茄子の揚げ浸しにブルーベリー。
空豆を茶色く完熟させたものを、干し、水で戻し、油で揚げたスナック。
野菜の扱い方が、目からウロコなのです。

ミノリ・アンの最大の魅力は、その独創性にあるのです。

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温製のジャガイモのスープ。
中に濃厚なトマトのスープが仕込んであります。

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ジャガイモづくしのタルトレット。
全部ジャガイモ。

複雑に食材を組み合わせたかと思えば、
ひとつの食材に複数の調理法で、料理を組み立てます。

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そして、直球で食材の味を出す料理。

氷水を張った飯台に、新鮮な野菜を華やかに盛りつけてあります。
特製のごま味噌で食べます。

その氷の鉢に、手打ちのそうめんを・・

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手打ちの・・・ちょっと、写真撮らせてください。

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待てと云っても、すでに目の色変わっちゃってる。

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残りわずかに、ためらわず「とどめ」を刺す子供達。

『食べられるときに、食べる』
ええ、我が家の家訓ですから。

パパ、ひと口しか食べてないんだけど。

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手打ちのそーめん。
そーめんて、自分で作れるんだと思った。
ベジの「つけ汁」って、味のバランスがかなり難しいんだけど、
ここのは本当に美味しい。

料理の変化球を投げるには、
ひとつひとつがきちんと美味しいことが求められるのだと思う。

とても旨かった。
ひと口だけど。

で、まだ出るのだ。
テーブルに運ばれてきた大きな植木鉢。

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ぱかっと開けると、オーブン焼きにされた野菜が入っています。
植木鉢が、タジン鍋になるのね。

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南瓜、めっちゃうまいです。
6個しかないのに、3個食べた。
さっきのお返し。

まだ、終わりじゃありませんよ。
野菜寿司。

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めちゃくちゃ、手間暇かかっています。
野菜寿司、作るの大変なのです。

さすがに、もう食べられません。
もう帰ろうと思ったところで、これ(↓)が運ばれてきました。

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これ、あれでしょ。
蓋開けると、おじいちゃんになっちゃうやつ。

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煙の代わりに出てきたのが、これ。
デザート3点盛り。
この美しい表現が、素晴らしい。

「甘いものは、別腹」というものを、物理的に体験できます。

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3点盛りかと思ったら、端っこに「ティラミス」が置いてあります。

ちょっと。おかしいですよ、ボリュームが。
とても困ります。

でも、これがまた、最高に美味しいのです。
これ食べ過ぎで果てたとしても、墓の中で3年は笑いが止まらないでしょう。

うん、褒めすぎた。


「ミノリ・アン」。
ここで過ごした数時間は、とても実りあるものでした。

同じ真似は出来ないけど、
僕は山梨で。
自分らしい「ごはん」を表現してみたいと思うのです。


ミノリ・アン公式ブログ【minori・an★project】


bluetailhappiness at 23:25│Comments(14)TrackBack(0)clip!旅の記憶 

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この記事へのコメント

1. Posted by goodtime-masuho   August 16, 2010 06:25
ミノリ・アンで実りあり...
2. Posted by papa   August 16, 2010 06:33
goodtime-masuhoさん、おはようございます。

だんだん、コメント達者になっていきますね。
「わびさび」を感じました。
3. Posted by おちゃのじかん   August 16, 2010 09:29
すごい!!素敵。
行ってみたいです。
オーナーさんたち、昨年出た『家庭画報』の野菜特集号に紹介されていました。お店は紹介されていなかったのですが、予約が取れないからだったのですね。
4. Posted by Yuma   August 16, 2010 10:07
すごい。
僕らも行くことにしました。

花小路の卒業旅行で。

10月で店閉めることにしました〜。
いろいろ回り道してから、いつか帰ってくると思いますけどね。
5. Posted by hanisu   August 16, 2010 15:22
papaさんお久しぶりです!
お元気そうでよかったです。
こんなお店が?福岡に?
わたしもついこの前福岡に里帰りしてきたのですが
博多のうどんなど食べてきてしまいました~。
昔から変わらない故郷の味は
もう存在自体で満足のソウルフードなんですよね。
ミノリ・アン、次回は行かなくちゃ。

またこちらのブログもリンクさせていただいてます。
6. Posted by みちこ③   August 16, 2010 15:48
papaさん、こんにちわ。

北部九州の旅、満喫なさいましたでしょうか?

ブログにご紹介いただきまして、本当にありがとうございます。
若干褒められすぎの気がしないでもなく、気恥ずかしいような・・・

新規開店の折には、私たちも是非遊びに行きます。
楽しみにしています。

その折には玄起さんご夫妻にもお会いしたいと思います。くれぐれもよろしくお伝えくださいませ。

それでは、明るく楽しいご家族皆様の更なるご健康を福岡の地よりお祈り申し上げます。
7. Posted by papa   August 16, 2010 20:41
おちゃのじかんさん、こんばんは。

しっかり旨かったです。
近くにあれば、来月も行くのに(笑)。
8. Posted by papa   August 16, 2010 20:46
Yumaさん、こんばんは。

福岡行くなら、『花ふさ』も良いですよ。
泣く泣く、今回の日程から外しました。
60℃の恒温で、半日かけてとる昆布だし。
めちゃくちゃ美味しいらしいですよ。


店閉める話・・・ブログで読みました。

それは、新しいスタートだと思うの。

より素晴らしいものに進歩するために、振り返ったり、
立ち止まったり、引き返したりすることが必要な事も
あります。

僕もね、こふく亭と一緒に歩いてきて、
そう思うことがありました。

うん、また帰ってくるでしょ。
それまで、僕も腕を磨いておくから。
9. Posted by papa   August 16, 2010 20:48
hanisuさん、福岡出身だったんですね。

うどん、食べ損ねました。
本場のちゃんぽんは、食べました。

九州は、とても素敵です。
そして美味しい。
10. Posted by papa   August 16, 2010 20:52
みちこ?さん、お世話になりました。

ミノリ・アンさんのブログ読んでいると、みちこさんが博多弁バリバリの、ひょうきんなキャラクターとして描かれていることが多いですね。
実際お会いしたみちこさんの、とてもしっとりとした接客の美しさに、とても感動しました。

また、褒めすぎ云われちゃいますね。

玄起先生にもお伝えしておきます。
たぶん、とても喜ばれると思います。 
11. Posted by タンボロッジの料理長   August 17, 2010 15:37
うっ、うらやましい
本当、私も行きたい・・・
今タンボ・ロッジもシーズンで一生懸命働いていますから、冬になる前に行っちゃうもんね。

ところで、コメントを入れている Yuma さん、お店秋に閉めちゃうって本当ですか?
あの「べジ・天津丼」もう一度絶対に食べたいです。
閉めないで~~~!!
12. Posted by papa   August 17, 2010 19:08
>冬になる前に行っちゃうもんね。

途中で、僕を拾ってください(笑)。
13. Posted by みちこ③   August 17, 2010 22:21
「しっとりとした」!ですか!

生まれて初めてそんなふうに言われました。

嬉しすぎます。
当分その路線で行ってみます。


ところで、「おちゃのじかん」さん。
家庭画報云々が、もし私どものことでありましたら、他所様のお間違いではないかと・・・。
ミノリ・アンは「地味に・地道に・ボチボチと」がモットーでして、家庭画報どころか、地元のメディアにも登場したことはありませんです。


料理長様、今年の晩秋も楽しみにお待ち申し上げております。
14. Posted by papa   August 17, 2010 23:05
>当分その路線で行ってみます。

しっとり系ですね。
これは、通わないとダメ云うことですね。

家庭画報、違いましたか。
半年先まで予約がいっぱいみたいなお店になってしまったら、
なかなか行けなくっちゃいますものね。

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