ロケットストーブを作ろう

June 13, 2011

ロケットストーブ 2)  蓄熱ユニットの設計

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【Kitchen Ohana で建造中の8インチ・ロケットストーブ】

このロケットストーブは、200Lのドラム缶で作る大きなロケットストーブ。
その最大の能力は、やっぱり『12m横引き出来る煙突』です。

この煙突の上に粘土やレンガを使って、ベンチシートやベッドなどの、
【蓄熱ユニット】を作るのが、8インチロケットストーブの基本形になります。

ロケットストーブ図解5(ベンチシート解説)

この蓄熱ユニットを省略してしまう人もいますが、
その場合、ロケットストーブの能力をほとんど活かせないの。

ドラム缶のストーブは、普通の薪ストーブのような輻射熱(ふくしゃねつ)は、
あまり期待できないからです。

ロケットストーブの暖房の考え方は、従来の薪ストーブとは全く違います。

ロケットストーブは、空気を暖めるのではなく、
ベンチシートなどに蓄熱して、ダイレクトに、
じんわりと優しく、人を暖めるホッカイロみたいな暖房なんです。


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ロケットストーブの材料と下処理

主な材料は・・

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【ドラム缶】(200Lと100Lを2本づつ)。

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藁のスサと石灰を混ぜた、【粘土】。

以外と、身近なところで手に入ります。
(古民家の解体などで出る「壁土」も良質な粘土)

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【U字溝(サイズ180)】。
蓋と本体を、3本ずつ使います。

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断熱材に「パーライト」という砂。
(ビーナスライト5号)

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耐熱セメント(熱に強いセメント)。
(耐火モルタルとは、別物になります)
5mmメッシュの金網。

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蓄熱用の石、ゴロゴロ。
あと、レンガね。

主な材料は、このくらい。


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June 04, 2011

Simple Rocket Stove(ロケットストーブ1号)

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こないだジャンク屋さんで拾ってきた石炭ストーブ。
二束三文で売って貰ったんだけど。

あまりにも、状態が悪い。

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裏側に、大穴が3つも開いてるし。
もう、石炭を入れては働けないの。

サビ、錆だしね。
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May 30, 2011

ロケットストーブワークショップ

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道具をキッチリカッチリ、揃えてみた。
形から入る、典型的なB型人間。

今日は、ロケットストーブワークショップの日です。
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May 20, 2011

ロケットストーブ作り ヒートベンチの設計

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ロケットストーブに接続する「ヒートベンチ」を設計しています。

通常の薪ストーブって、空気を暖めることで、間接的に人間を暖房するけど、
ロケットストーブは、ヒートベンチのような「蓄熱ユニット」を暖めて、
ダイレクトに人間を暖める。

生み出した熱を、一度、蓄えてから、じんわり暖める。
ホッカイロのような暖房なのね。
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May 05, 2011

「ロケットストーブを作る会」やります

今月の『ロケットストーブを作る会』ですが、
定員に達しましたので、締め切ります。
たくさんの参加、ありがとうございます。

どうしても参加したい云う人は、コメント欄にご連絡下さいませ。

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いよいよ、Ohanaで「ロケットストーブ」を作ります。

通常の1/4以下の薪消費量。
最大12mの煙突の横引きが可能。
そして、U字溝とドラム缶など、身近にある材料で手作りできる。

独特で画期的な「バイオマス暖房」なのです。

詳しくは【5分で分かる~】の記事を読んでね(↓)。

【5分で分かるロケットストーブの原理】

5月の最終、土曜、日曜で企画しています。

【日時】
5月28日(土)29日(日)

講師には、日本でのロケットストーブのエキスパート
「ロケットストーブ協会」の石岡さんを、広島からお呼びします。

【場所】
山梨県髙根町 Ohana建設地

【費用】
参加費は3000円。

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+テキスト代として、「Rocket Stove(ロケットストーブ協会の赤い本)」が1500円。
(お持ちの方は、代金の徴収の方ありません)

連日参加される方を、優先します。
参加者は、20名ということでしたが、半分にします。
よく考えたら、そんなに店に入らないもん(笑)。

募集しておいて、何ですが。
あと2人です。
いっぱいになりましたら、締め切ります。

【宿泊先】
宿泊が希望される方は、自然農で有名な『野風草のふうぞう』さんにご案内します。

長坂インターのすぐ近くなので、高速バスのバス停から歩いてお越し頂けます。
Ohana現地まで、送迎(すぐ近くですけど)。
宿泊可能なのは、あと11人ですね。

一泊2食付き、5500円。
ごはんの配膳や片付け、お布団の用意などは、みんなでやります。
相部屋です。

(個室ご希望の方は、八ヶ岳界隈のペンションをご案内することも出来ますよ)

【スケジュール】
28日1時半から作って、夜は野風草さんで座学。
(晩ご飯だけ、ご希望のかたは1300円。みんなで作って食べます。
 papaごはんも出ます。)

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2日目午後までに仕上げて、試験運転までします。


【申し込み】
1)参加人数
2)参加される方のお名前
3)住所
4)電話番号
5)メールアドレス
6)宿泊を希望されるか
7)ご希望等ありましたら
8)自己紹介等 ありましたら

下記アドレスまで、「ロケットストーブ参加希望」でお申し込み下さいませ。

<定員で締め切りました>

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これから暑い時期ですが、あえてロケットストーブのワークショップやります。
今年の冬、自分で作るなら、秋のワークショップじゃ、遅いですもの。

他のワークショップと違うのは、
超・凝り性の僕が作る、ロケットストーブ制作のマニュアルが付いてくる辺りです。

あとは、ひとり50円で、石積み体験とか?


さあ、そろそろ店作り、本腰入れなきゃね。
全部のベクトルを「ロケットストーブ」に切り替えていきますよ。


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March 30, 2011

ロケットストーブ 1) ロケットストーブの基本設計

ロケットストーブデザイン

建築中の新しいお店「Kitchen Ohana」は、冬の間の暖房設備として
「ロケットストーブ」を考えています。

ロケットストーブは自作される方が多いので、
様々な材質、デザインのものがありますね。

僕が作るのは、『ベンチシートタイプ』のロケットストーブ。

ロケットストーブ図解5(ベンチシート解説)

ロケットストーブは、特殊な薪ストーブです。
通常、上に伸びる煙突を最大12mまで横引きが可能だといわれています。

この横引きした煙突の上に、粘土やレンガなどをかぶせて、
そこに蓄熱することが出来るの。

ふんわり温かいベンチ。
寒い冬には、素敵です。

今日は、ロケットストーブの設計について書いてみます。
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