January 2011
January 30, 2011
マクロビと進化論 4)宮沢賢治の「一日ニ玄米四合ト」は食べ過ぎか?
詩人、宮沢賢治(1896-1933)の代表作といえば、
『雨ニモ負ケズ』。

「雨ニモマケズ、風ニモマケズ」で始まる、とても有名な詩ですね。
その一節に、
「一日ニ玄米四合ト
味噌ト少シノ野菜ヲタベ
(一日に玄米4合と、味噌と少しの野菜を食べて)」
という文章があります。
玄米4合といえば、炊飯した状態で1.2kgというボリューム。
どんだけ玄米が好きなのか?
いや、いくら玄米が好きでも、賢治さん、食べ過ぎでしょう。
そういう話になっている。
宮沢賢治は、食べ過ぎか?
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『雨ニモ負ケズ』。

「雨ニモマケズ、風ニモマケズ」で始まる、とても有名な詩ですね。
その一節に、
「一日ニ玄米四合ト
味噌ト少シノ野菜ヲタベ
(一日に玄米4合と、味噌と少しの野菜を食べて)」
という文章があります。
玄米4合といえば、炊飯した状態で1.2kgというボリューム。
どんだけ玄米が好きなのか?
いや、いくら玄米が好きでも、賢治さん、食べ過ぎでしょう。
そういう話になっている。
宮沢賢治は、食べ過ぎか?
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January 26, 2011
マクロビと進化論 3)牛乳とマクロビオティック
『牛乳は、仔牛の飲み物であって、人間が飲むのはおかしい』
そういう話もありますが、それは牛乳の問題点ではないと思うの。
それだと、何千年も、牛乳を食料として利用してきた文化を否定してしまいます。
日本人は、基本、牛乳を飲む民族ではありませんでした。
飲まれることもあったのですが、
牛乳はもともと薬として扱われていたようですね。
滋養強壮プラス精力剤。頑張るお父さんの薬。
「赤まむしドリンク」みたいな感じ?
今のようにたくさん消費するようになったのは、戦後のことです。
でも、そういう文化がないからと、その毒性を訴えて、
他の人の暮らしを否定してしまうことを、僕は良いと思えないの。
牛乳を飲んでいても、元気な人は元気だもの。
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そういう話もありますが、それは牛乳の問題点ではないと思うの。
それだと、何千年も、牛乳を食料として利用してきた文化を否定してしまいます。
日本人は、基本、牛乳を飲む民族ではありませんでした。
飲まれることもあったのですが、
牛乳はもともと薬として扱われていたようですね。
滋養強壮プラス精力剤。頑張るお父さんの薬。
「赤まむしドリンク」みたいな感じ?
今のようにたくさん消費するようになったのは、戦後のことです。
でも、そういう文化がないからと、その毒性を訴えて、
他の人の暮らしを否定してしまうことを、僕は良いと思えないの。
牛乳を飲んでいても、元気な人は元気だもの。
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January 24, 2011
藤かご作りワークショップ
少し春を先どりしたような、ぽかぽかの晴れの日です。
藤かご日和。

木の国サイト主宰の『藤かご作りワークショップ』が開催されました。
材料となる『藤づる』を林の中で、探しだすところからスタート。
みっちり編み方を学ぶ「藤かごマスター養成コース(仮称)」です。
続きを読む
藤かご日和。

木の国サイト主宰の『藤かご作りワークショップ』が開催されました。
材料となる『藤づる』を林の中で、探しだすところからスタート。
みっちり編み方を学ぶ「藤かごマスター養成コース(仮称)」です。
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January 19, 2011
ハレルヤ
つなぎを買いました。
これから、しばらくの間、これ着て戦う感じ。

「形から入るの、好きね」
と、嫁に笑われました。
形から入るのは治らないよ。B型だもの。

畳をはがして、床下のなんだかよく分からない沈殿物を掃除しました。
これから、ここを土間に抜いて、お店にします。
大工さんに手伝って貰って、それを自分たちの手でやろうと思うの。
料理人の本分を考えるなら、工務店さんにお金を払って、
家を建てて貰う方が良いのだと思う。
僕は料理をして、そのお金を稼ぐことに集中するのが、本来の話です。
そっちの方が、早いし、たぶん仕上がりも美しい。
それはね・・僕にも分かる。
大工さん、みんな、そう云うし。
でも、僕たちに明日が、必ずやってくるとは限りません。
来年、僕が生きているかどうか、誰にも分かりません。
やりたいこと、やらないで良いのかな。
どうしても、そういう生き方しか出来ない。
不器用は仕方ないよ。B型だもの。
僕が、お店をやろうと、場所を探し始めたとき。
「今日ね、パパさんと奥さんが古い民家のようなところを
掃除している夢を見ました。
ふたりともとても楽しそうで、ああ良かったなぁと思ったんですよ」
友人がそんなことを電話で云いました。
いやさ。
全然、古い家なんて眼中になかったし、
僕、もっとフランスの街中にあるカフェっぽい店やるつもりだったから、
面白いこと云うなぁと思ったんですね。

昼下がりの日だまりの中。
その風景が、今、僕の前にあります。
だから、ここが自分の場所なんだと分かる。
うん。やっぱり人生は、面白い。
これから、しばらくの間、これ着て戦う感じ。

「形から入るの、好きね」
と、嫁に笑われました。
形から入るのは治らないよ。B型だもの。

畳をはがして、床下のなんだかよく分からない沈殿物を掃除しました。
これから、ここを土間に抜いて、お店にします。
大工さんに手伝って貰って、それを自分たちの手でやろうと思うの。
料理人の本分を考えるなら、工務店さんにお金を払って、
家を建てて貰う方が良いのだと思う。
僕は料理をして、そのお金を稼ぐことに集中するのが、本来の話です。
そっちの方が、早いし、たぶん仕上がりも美しい。
それはね・・僕にも分かる。
大工さん、みんな、そう云うし。
でも、僕たちに明日が、必ずやってくるとは限りません。
来年、僕が生きているかどうか、誰にも分かりません。
やりたいこと、やらないで良いのかな。
どうしても、そういう生き方しか出来ない。
不器用は仕方ないよ。B型だもの。
僕が、お店をやろうと、場所を探し始めたとき。
「今日ね、パパさんと奥さんが古い民家のようなところを
掃除している夢を見ました。
ふたりともとても楽しそうで、ああ良かったなぁと思ったんですよ」
友人がそんなことを電話で云いました。
いやさ。
全然、古い家なんて眼中になかったし、
僕、もっとフランスの街中にあるカフェっぽい店やるつもりだったから、
面白いこと云うなぁと思ったんですね。

昼下がりの日だまりの中。
その風景が、今、僕の前にあります。
だから、ここが自分の場所なんだと分かる。
うん。やっぱり人生は、面白い。
January 13, 2011
ディスペンサーの使い方
無くても全然、生きていけるんだけど、
あればとても便利な道具のひとつが「ディスペンサー」です。

ドレッシングやソースを使うのには、便利です。
油が分離しても、振るだけで元通りになるの。
今回は「イエローフレンチドレッシング」、入れてみました。
ちょっと使ってみましょうか。
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あればとても便利な道具のひとつが「ディスペンサー」です。

ドレッシングやソースを使うのには、便利です。
油が分離しても、振るだけで元通りになるの。
今回は「イエローフレンチドレッシング」、入れてみました。
ちょっと使ってみましょうか。
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January 11, 2011
藤かご作りワークショップ開催します(追記あり)
2011年1月22日(土)。
山梨の木の文化を発信するアンテナショップ「木の国や」さんの主宰で、
前回、超人気だった「藤かご作り」のワークショップがアンコール開催されます。
(おかげさまで定員に達しました。ありがとうございます)
【インフォメーション1/11】
会場が変更になりました。
当初、「御勅使南公園みだいみなみこうえん」とご案内致しましたが、
「御勅使南公園」ではなく「御勅使川福祉公園みだいがわふくしこうえん」が会場です。
『地図でみる →「御勅使川福祉公園」』
なお、集合・受付は南アルプス市「木の国や」に8:00です。
8:30には木の国やを出発したいと思いますので皆さん遅れずに。

ちょっとくらいでこぼこでも、それが良い感じの味になる。
上の作品は、僕の初めて編んだもの。
素人で、ぶきっちょの僕が作ったのでも、見栄えするでしょ。と自画自賛です。

講師は、この道ベテランの源馬先生。
一見、難しい藤かごも、ワークショップでコツを覚えちゃえばスイスイ編めます。
(前回ワークの様子はこちらから→【藤かご職人】)
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山梨の木の文化を発信するアンテナショップ「木の国や」さんの主宰で、
前回、超人気だった「藤かご作り」のワークショップがアンコール開催されます。
(おかげさまで定員に達しました。ありがとうございます)
【インフォメーション1/11】
会場が変更になりました。
当初、「御勅使南公園みだいみなみこうえん」とご案内致しましたが、
「御勅使南公園」ではなく「御勅使川福祉公園みだいがわふくしこうえん」が会場です。
『地図でみる →「御勅使川福祉公園」』
なお、集合・受付は南アルプス市「木の国や」に8:00です。
8:30には木の国やを出発したいと思いますので皆さん遅れずに。

ちょっとくらいでこぼこでも、それが良い感じの味になる。
上の作品は、僕の初めて編んだもの。
素人で、ぶきっちょの僕が作ったのでも、見栄えするでしょ。と自画自賛です。

講師は、この道ベテランの源馬先生。
一見、難しい藤かごも、ワークショップでコツを覚えちゃえばスイスイ編めます。
(前回ワークの様子はこちらから→【藤かご職人】)
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January 07, 2011
マクロビと進化論 2)給食とおしりと空腹論
娘の学校給食です。
和風。全体的にさっぱりめの献立です。

僕の時代は、クジラの竜田揚げとか、砂糖のいっぱいついた揚げパン、だったなぁ。
給食も変化しているんですね。
僕も、給食の仕事していました。
老人ホームで、お年寄りの皆さんにごはんを作るの。
そういうとき、料理人は、献立を考えません。
栄養士の方が、設計してくれる栄養バランスのメニューを作り、お出しする。
それは季節感より、栄養重視の献立でした。
栄養士が違うと、献立もだいぶ違います。
でも、だいたい「栄養価の高い肉」が3食、必ず献立に組み込まれます。
この『栄養の高いものを摂取して「健康」を作る』という考え方は、
ずっと栄養学の常識だったと感じます。
寒いドイツで生まれた『栄養学』の基本は、肉食にありました。
それを勉強した日本も、その影響があると思う。
温帯で多湿の日本でなら、「和食」だと思うの。
五穀を主食とし、野菜、海藻、魚介類で補う食事ですね。
家でハンバーグやオムレツは結構、食べるから、
今、学校の給食は「和食」の献立を多くするよう、工夫されているそうです。
うん、給食も変化しているんですね。
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和風。全体的にさっぱりめの献立です。

僕の時代は、クジラの竜田揚げとか、砂糖のいっぱいついた揚げパン、だったなぁ。
給食も変化しているんですね。
僕も、給食の仕事していました。
老人ホームで、お年寄りの皆さんにごはんを作るの。
そういうとき、料理人は、献立を考えません。
栄養士の方が、設計してくれる栄養バランスのメニューを作り、お出しする。
それは季節感より、栄養重視の献立でした。
栄養士が違うと、献立もだいぶ違います。
でも、だいたい「栄養価の高い肉」が3食、必ず献立に組み込まれます。
この『栄養の高いものを摂取して「健康」を作る』という考え方は、
ずっと栄養学の常識だったと感じます。
寒いドイツで生まれた『栄養学』の基本は、肉食にありました。
それを勉強した日本も、その影響があると思う。
温帯で多湿の日本でなら、「和食」だと思うの。
五穀を主食とし、野菜、海藻、魚介類で補う食事ですね。
家でハンバーグやオムレツは結構、食べるから、
今、学校の給食は「和食」の献立を多くするよう、工夫されているそうです。
うん、給食も変化しているんですね。
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