July 2011
July 11, 2011
王様のセメントワーク
「はい、◎◎生コンですけど」
セメント運んでもらいたいんだけど。
「え?
ああ。どういう配合で」
21-18で、4リューべ。
3日後の午前9時から、作業を始めたいのですけど。
「大型は?」
間口が狭いから、小型が良いです。
悪いけど、2リューべーずつ、2回で持ってきて欲しいな。
追加があるかもしれない。
入り口から、8mほどネコで運ぶ予定だけど、大丈夫?
「大丈夫ですよ。では、3日後に」
ふう。
セメントの発注は、2回目。
ええ。完璧かつ華麗に、スラスラ注文できちゃう訳ですよ。
えっへん。
僕もちょっと勉強しましたからね。ふふふ。
じゃあ、セメントの発注について、解説しましょう。
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July 10, 2011
ロケットストーブ 3) スコリアと配管
この黒い砕石が、【スコリア】。
富士山の裾野でとれる『火山性の岩』を細かく砕いたもので、
それを砂にしたものは、富士砂とも呼ばれ有名です。
ちょっとゴージャスな盆栽の表面を、黒くお化粧するアイテムなのね。
スコリアは、【黒曜石パーライト】のように空気をたくさん含み、水はけが良いため、ゴルフ場の芝の下の土壌改良に使われる資材です。
Ohanaのロケットストーブは、土間の「蓄熱コンクリート」に、熱風を送り込んで熱を蓄える「暖房システム」。
でも、蓄熱コンクリートが地面と接していると、せっかくの熱をどんどん吸われてしまいます。
通常は、スタイロフォーム(発泡スチロールのような資材)の断熱材を埋め込むようだけど、スタイロは、熱に弱く、蟻に食べられやすい。
そこで、コンクリートを打つときの砕石を、このスコリアを使えば良いんじゃないか、というのが今回の作戦です。
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July 07, 2011
左官3級 たしなみ程度
日本のみなさん、こんにちは。
今日は、僕、イタリアへ来ています。
西欧建築の視察もかねて、2週間ほどのバカンスです。
美しき水の都「パラッツオ・カナル(宮殿の運河)」。
昔ながらのレンガと石積みのロマンチックな街並みが、どこまでも広がります。
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July 03, 2011
スロースターター
「塵も積もれば、山となる」という言葉がある。
それは、あながち「モノの例え」ではないのだ。
この屋根裏部屋に立つと、それが分かる。
50年分の埃は、尋常じゃない。
掃除機片手に、僕は屋根裏部屋に降り立った。
Ohanaの店作りを阻む、数々のトラブル。
その最後の砦で、今、熾烈な戦いが始まろうとしていた。
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July 01, 2011
竹の根との戦い方
ゴゴゴゴゴ・・。
重い地響きが、足下から響いてくる。
オープンまで、1ヶ月ほどの「キッチンオハナ」。
暗い地底から、新たな刺客が近づきつつあった。
くっ、この期に及んで、まだトラブルがくるか。
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重い地響きが、足下から響いてくる。
オープンまで、1ヶ月ほどの「キッチンオハナ」。
暗い地底から、新たな刺客が近づきつつあった。
くっ、この期に及んで、まだトラブルがくるか。
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