May 09, 2011
金八先生の石積み教育論
石積み、完成間近です。
石が足りなくなって、ご近所の建材屋さんに分けて貰いました。
石の補充は、これで2回目。
前回、運んでもらった石は、
形が悪くて、組み合わせていくのが大変でした。
・・で、楽しようと思ったのね^^。
仕上げの上の方に使う石だから、あんまり形が悪くない石が良いし。
「今度は、角がなくて、薄い長方形の石にして」
とお願いして、運んでもらいました。
で、困った。
形は良いんだけど、石に色気がない。
石が足りなくなって、ご近所の建材屋さんに分けて貰いました。
石の補充は、これで2回目。
前回、運んでもらった石は、
形が悪くて、組み合わせていくのが大変でした。
・・で、楽しようと思ったのね^^。
仕上げの上の方に使う石だから、あんまり形が悪くない石が良いし。
「今度は、角がなくて、薄い長方形の石にして」
とお願いして、運んでもらいました。
で、困った。
形は良いんだけど、石に色気がない。
ダイナミックにぐーんと曲がってたり、面が、ガアッと削れてたりするほうが、
力強い石積みになります。
そうそう。こういうの。
こういう子は、積みにくいんだけどね。
赤い色。力強いカーブがこの子の持ち味。
こういう風に、石積みに、変化とアクセントを与える。
個性がある石同士の方が、互いに組み合ったとき、
生み出すモノが大きいでしょ。
どんな石も、かならずどこかに『場所』がある。
前に運んでもらった石は、えらい不揃いで、角々しくて・・
不良の学校みたいだったけど、
それでも、みんな自分の『場所』を見つけていきました。
石が自分の場所に出会う瞬間。
こころは、じーんと熱くなります。
「お前ら、最高だ」と生徒を見送った、
卒業式の、金八先生の気分が分かるようです。
野積みは、石を削らない。
きっとそれは、教師の仕事に似ているの。
問題は、今回の石である。
今回のは、みんな同じに平べったくて、
・・今ひとつ、石に魅力が無い。
「薄めで、長方形の角のない石」と、僕が指定したとおりだから、
建材屋さんは、悪くないんだけどサ。
この子たち、優等生に揃いすぎていて、うー、使いづらい。
みんな同じ子にするということ。
「薄めで、長方形の角のない石」は積みやすいけど、
それは管理する側の都合だったと思う。
でも、みんなそれぞれで、角があっても、曲がっていても良いの。
君たちは、そのままで良い。
同じでなくて良いんだ。
角と角を合わせ、面と面を繋ぎ、
そのなかで、あなただけの輝く場所を見つけて欲しい。
・・・と、やっぱり金八先生になる。
それにね。
「優等生」や「揃っていること」が悪いことじゃ無いの。
「優等生が使いづらい」も、やっぱり使う側の、僕の都合。
石に、善悪なんて無いよね。
平たい優等生は、その面を活かし、
小さい平石は、その面を支える。
調子乗って、階段まで作った。
しまった、やり過ぎたか。
色の綺麗な石は、家神さまの社のアプローチを飾ります。
小さな花の、草の種を蒔きました。
やがて、石積みが草に被われ、その花が咲くとき。
石積みは、完成するんだと思う。
それぞれに、良いところ、悪いところがあると思う。
ひとつの場所で、それぞれ石が組み合わさり、活かし合う。
職人の仕事のように、美しくはないかもしれないけど。
僕の石積みは、これで良い。
石積みは、美しい。
自分で作ってみて、それが分かるようになったと思う。
力強い石積みになります。
そうそう。こういうの。
こういう子は、積みにくいんだけどね。
赤い色。力強いカーブがこの子の持ち味。
こういう風に、石積みに、変化とアクセントを与える。
個性がある石同士の方が、互いに組み合ったとき、
生み出すモノが大きいでしょ。
どんな石も、かならずどこかに『場所』がある。
前に運んでもらった石は、えらい不揃いで、角々しくて・・
不良の学校みたいだったけど、
それでも、みんな自分の『場所』を見つけていきました。
石が自分の場所に出会う瞬間。
こころは、じーんと熱くなります。
「お前ら、最高だ」と生徒を見送った、
卒業式の、金八先生の気分が分かるようです。
野積みは、石を削らない。
きっとそれは、教師の仕事に似ているの。
問題は、今回の石である。
今回のは、みんな同じに平べったくて、
・・今ひとつ、石に魅力が無い。
「薄めで、長方形の角のない石」と、僕が指定したとおりだから、
建材屋さんは、悪くないんだけどサ。
この子たち、優等生に揃いすぎていて、うー、使いづらい。
みんな同じ子にするということ。
「薄めで、長方形の角のない石」は積みやすいけど、
それは管理する側の都合だったと思う。
でも、みんなそれぞれで、角があっても、曲がっていても良いの。
君たちは、そのままで良い。
同じでなくて良いんだ。
角と角を合わせ、面と面を繋ぎ、
そのなかで、あなただけの輝く場所を見つけて欲しい。
・・・と、やっぱり金八先生になる。
それにね。
「優等生」や「揃っていること」が悪いことじゃ無いの。
「優等生が使いづらい」も、やっぱり使う側の、僕の都合。
石に、善悪なんて無いよね。
平たい優等生は、その面を活かし、
小さい平石は、その面を支える。
調子乗って、階段まで作った。
しまった、やり過ぎたか。
色の綺麗な石は、家神さまの社のアプローチを飾ります。
小さな花の、草の種を蒔きました。
やがて、石積みが草に被われ、その花が咲くとき。
石積みは、完成するんだと思う。
それぞれに、良いところ、悪いところがあると思う。
ひとつの場所で、それぞれ石が組み合わさり、活かし合う。
職人の仕事のように、美しくはないかもしれないけど。
僕の石積みは、これで良い。
石積みは、美しい。
自分で作ってみて、それが分かるようになったと思う。
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この記事へのコメント
1. Posted by わたなべ May 09, 2011 11:18
美しい! 素晴らしいじゃないですか!
石だけでなく、周辺に棲むヘビやネズミたちも気に入って、喜んでくれていると思います。
たぶんたくさんの生きもの、特にヘビたちがここに暮らし始めると思います。ただ、多くのヘビはおとなしいけど、シマヘビはちょっとやんちゃで、でもシマヘビは咬むだけだけど、マムシは咬まれるとちょっと面倒だから、お子さんたちにマムシの特徴だけはしっかり教えておいてあげてくださいね。
石だけでなく、周辺に棲むヘビやネズミたちも気に入って、喜んでくれていると思います。
たぶんたくさんの生きもの、特にヘビたちがここに暮らし始めると思います。ただ、多くのヘビはおとなしいけど、シマヘビはちょっとやんちゃで、でもシマヘビは咬むだけだけど、マムシは咬まれるとちょっと面倒だから、お子さんたちにマムシの特徴だけはしっかり教えておいてあげてくださいね。
2. Posted by manmo May 09, 2011 12:47
素晴らしい。
芸術ですね。
色も形もばらばらでもかならず寄り添ってしっくりするものがあるってこと。
それが織りなすコントラストが作り出した石垣は彫刻のようですね!
着々と完成していてたのしみです。
芸術ですね。
色も形もばらばらでもかならず寄り添ってしっくりするものがあるってこと。
それが織りなすコントラストが作り出した石垣は彫刻のようですね!
着々と完成していてたのしみです。
3. Posted by Levi May 09, 2011 14:21
おお~、素晴らしい~石積み完成ですね。
家も人が住んで育つように石積みも育って風合いを増すのが楽しみですね。
花が咲くなんて素敵です。
本当は様々な人や物があって世の中のバランスが取れるのに、一方に寄せてしまおうとするからおかしなことが増えるんだと思います。
家も人が住んで育つように石積みも育って風合いを増すのが楽しみですね。
花が咲くなんて素敵です。
本当は様々な人や物があって世の中のバランスが取れるのに、一方に寄せてしまおうとするからおかしなことが増えるんだと思います。
4. Posted by goodtime-masuho May 09, 2011 15:44
いよいよマムシの養殖場の完成ですね!(冗談です)
でも蛇を狙って猪が大挙してやって来たりして。
それではやっぱり猪脅しも作りましょう!
カッコ~ン…♪
落とし穴の罠も仕掛けて猪狩りもしましょう。
でも猟期まで待たないとね。
でも蛇を狙って猪が大挙してやって来たりして。
それではやっぱり猪脅しも作りましょう!
カッコ~ン…♪
落とし穴の罠も仕掛けて猪狩りもしましょう。
でも猟期まで待たないとね。
5. Posted by papa May 09, 2011 20:35
あ、いや、わたなべさん。
そのコメントは突っ込むべきかどうか。
というか、コメントに蛇が多すぎます。
「やまね」とか、そういう愛らしい生き物にすみかを提供したい感じなんですが。
そのコメントは突っ込むべきかどうか。
というか、コメントに蛇が多すぎます。
「やまね」とか、そういう愛らしい生き物にすみかを提供したい感じなんですが。
6. Posted by papa May 09, 2011 20:39
manmoさん、この石積み、右から積んでます。
よく見ると、途中から「小さな石を積めて、石積みを美しく見せる」新しい技術を覚えて、使い始めています。
次の段階で、その技を使いまくって、やたら石が詰まっています。
次の段階は、その技を最小限で、大石のダイナミックさを活かすようになっています。
この長い石積みが、良い思い出です。
山梨の観光名所になるかな。
よく見ると、途中から「小さな石を積めて、石積みを美しく見せる」新しい技術を覚えて、使い始めています。
次の段階で、その技を使いまくって、やたら石が詰まっています。
次の段階は、その技を最小限で、大石のダイナミックさを活かすようになっています。
この長い石積みが、良い思い出です。
山梨の観光名所になるかな。
7. Posted by papa May 09, 2011 21:57
こんばんは、Leviさん。
花の咲く木も植えようと思います。
いつか良い感じに苔むして、誰かがそれを眺める日が来るかもしれませんね。
うん、蛇がいっぱい住むようになるかもしれません。
その時、僕はいないかもしれないけど、
まあ、人生、そういう感じで良いかなと。
こういうこと話してるから、
みんな僕のこと「おじいさん」だと思うんでしょうね^^。
花の咲く木も植えようと思います。
いつか良い感じに苔むして、誰かがそれを眺める日が来るかもしれませんね。
うん、蛇がいっぱい住むようになるかもしれません。
その時、僕はいないかもしれないけど、
まあ、人生、そういう感じで良いかなと。
こういうこと話してるから、
みんな僕のこと「おじいさん」だと思うんでしょうね^^。
8. Posted by papa May 09, 2011 21:58
>でも猟期まで待たないとね。
goodtime-masuhoさんがいらっしゃった時のために、マムシと猪を養殖しておきますよ。
goodtime-masuhoさんがいらっしゃった時のために、マムシと猪を養殖しておきますよ。
9. Posted by 。 May 10, 2011 23:07
へびいちごは、いやよ!
10. Posted by papa May 10, 2011 23:55
なんでこんなにも、蛇の話になったんだか(笑)。
11. Posted by . May 11, 2011 11:05
おー、見事に仕上がりましたねぇ。
携帯からだと良く見えないので、
パソから、拝見しにきました。
石には、大地の記憶が備わっています。
それは、
この国の神々の国生みから連なる記憶。
ですから、石は、
神の御坐とも船ともなれるのです。
神様も、さぞ、お喜びでしょう。
蛇といえば、
神山(徳島の地名です)にある
“天の岩戸”の付近にも
マムシが出没するそうで、
こんなおまじないの言葉が伝わっています。
「我が行く先に、斑混じりの虫のおらんや
あびらうんけんそわか」
唱えながら歩くと、マムシ避けになると
いうのですけど、
おばばはまだ、試してませんので、
ここは一つ、師匠に、よろしく。ホホ
携帯からだと良く見えないので、
パソから、拝見しにきました。
石には、大地の記憶が備わっています。
それは、
この国の神々の国生みから連なる記憶。
ですから、石は、
神の御坐とも船ともなれるのです。
神様も、さぞ、お喜びでしょう。
蛇といえば、
神山(徳島の地名です)にある
“天の岩戸”の付近にも
マムシが出没するそうで、
こんなおまじないの言葉が伝わっています。
「我が行く先に、斑混じりの虫のおらんや
あびらうんけんそわか」
唱えながら歩くと、マムシ避けになると
いうのですけど、
おばばはまだ、試してませんので、
ここは一つ、師匠に、よろしく。ホホ
12. Posted by papa May 11, 2011 17:45
>おー、見事に仕上がりましたねぇ。
「。」と「.」は、別人なのかと思っちゃいました。
呪文は、石垣にかけておきます。
マムシ出るの嫌だもの^^。
「。」と「.」は、別人なのかと思っちゃいました。
呪文は、石垣にかけておきます。
マムシ出るの嫌だもの^^。
13. Posted by 。 May 11, 2011 18:38
呪文・・・て、私ゃ魔女か。
携帯からだと、“.”て、入れにくいの。
だから、パソからの時が“.”で、
携帯からのが“。”だったの。←過去形
うん、面倒だから、今は、どっちも“。”
パソコン上達しない人の典型ね。笑
たぶん、石積みも、
最初の1段くらいであきらめて、
賽の河原ごっこ始めるタイプだと思う。
蛇避けのおまじない、
歩いてる最中しか効果ないわよぉ、たぶん。
携帯からだと、“.”て、入れにくいの。
だから、パソからの時が“.”で、
携帯からのが“。”だったの。←過去形
うん、面倒だから、今は、どっちも“。”
パソコン上達しない人の典型ね。笑
たぶん、石積みも、
最初の1段くらいであきらめて、
賽の河原ごっこ始めるタイプだと思う。
蛇避けのおまじない、
歩いてる最中しか効果ないわよぉ、たぶん。
14. Posted by papa May 12, 2011 00:34
たぶん全然違うハンドルネームでも、文章でたぶん分かります。
なんだか、ずいぶん長いおつきあいをしてきたような気がしますもの。
>私ゃ魔女か。
召喚魔法を使う人を、世間では魔女と呼びますよ。
なんだか、ずいぶん長いおつきあいをしてきたような気がしますもの。
>私ゃ魔女か。
召喚魔法を使う人を、世間では魔女と呼びますよ。