March 10, 2012

古民家でDIY 12)エフロの逆襲

縁側に差す日差しや、風の匂いに、
少しずつ、春を感じるようになりました。
水の冷たさもゆるみ、現場での作業もだいぶ楽になりました。

お店作りは、いよいよ最後の仕上げに入ろうと思います。
土間の「石張り」のセメントワークですね。

よーし、頑張るぞ。



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ええ。
つい確かにこないだまで、『春』だったんですけどね。
バケツの水の凍るように冷たいです。


そうこなくっちゃね、神様。
ちょっと生ぬるいなって、僕も思ってたんですよ。


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諏訪湖の鉄平石。
これを石張りに使います。

長野県の諏訪湖周辺は、この平たい石の大産地で、
昔は家の屋根を葺くのにも、使ってたみたい。

アウトレットだったから、ダンプ3杯で3000円。
石はいっぱいあるのね。


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今回は、土間のフロアを『石張り』します。
前回の10倍以上の広さ。
(前回→【石を張る男・笛を吹く男】

あえて、『今回は石を切らないで、そのままの形を生かす』という
手法にしてみました。


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ハンマーでランダムに割った石を、
大きさ別に、仕分けしていきます。

地道な作業ですが、あとで楽なのね。


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大きさを、8段階に仕分けしました。

鉄平石は、2カ所の採石場から仕入れてみました。
採石場によって、石の風合いが微妙に違います。

虹の入る鮮やかな青銀色の鉄平石は、村松さん。
信楽焼のような風合いの赤い鉄平石は、林さん。


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こんな感じね。

石を切ることをしないと、このような仕上がりになります。
『大きな石が、だんだん小さく細分化されていく』。

自然そのものの形です。
人の意図するもののない、美しさですね。


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銀色の鉄平石の中で、赤い色は貴重です。
色の配置を直感で判断しながら、張っていきます。
小さいパーツも、手を抜きません。

目地も白くて、キレイです。
あれ?ホワイトセメントなんて、使ったかな。


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目地、白いなぁと思ったら、『エフロ』だった。
また、お前か。
(前回→【古民家でDIY 11)エフロ退治】)

掃除で使った「水」で溶けて、何でもないとこまで増殖。

ぐはっ。
仕事増えた。

しかし、おまえの弱点はもう知っている。


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特効薬、クエン酸スプレー。
よーし、どんどん溶けていくぞ。


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と、思ったら・・

復活する、エフロ。
何度やっても、ゾンビのように復活する。

ていうか、前より白いじゃん。


そうこなくっちゃね、神様。
ちょっと生ぬるいなって、僕も思ってたんですよ。



bluetailhappiness at 12:00│Comments(4)TrackBack(0)clip!古民家でDIY 

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この記事へのコメント

1. Posted by tairaku   March 10, 2012 18:06
エフロの逆襲か、
エロフかと思っちゃってちょっとドキッ!

オイオイ;・_・)_θ☆( >_<)
2. Posted by なたろう   March 10, 2012 23:48
こんばんは。

そうこなくっちゃね、神様。
ちょっと生ぬるいなって、僕も思ってたんですよ。

このフレーズ、ちょっと使わせて下さい。
今週はなんか上手く行かず、やる気も出なくて腑抜けた一週間過ごしてしまいました。

このセリフに出会えてちょっと元気出てきました。
有難う御座います。
3. Posted by papa   March 11, 2012 19:00
>エロフかと思っちゃってちょっとドキッ!

心臓に負担がかかりますね、エフロ。
4. Posted by papa   March 11, 2012 19:54
こんばんは、なたろうさん。

船は港にいる時、最も安全であるが、
それは船が作られた目的ではない
       パウロ・コエーリョ

荒波上等。
人生、レッツらゴーですよ^^。

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