January 13, 2014

じゃがいものニョッキ

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イタリアには、ニョッキという食べ物がある。
じゃがいもなどに小麦粉を混ぜて、丸めて、茹でたもの。

ニョッキは複数形。
いっこだと、ニョッコ。
なんか、可愛い。


似たような食べ物で、『すいとん』や『パスタ』があるが。

ニョッキの場合、どことなく、
噛み応えがあるような、ないような。
もちっとしてるような、してないような。

お前どっちやねん...と、
しかし、微妙な食感に、魅了されるファンは多い。

今日のレシピは、『じゃがいものニョッキ』。
ぜひマスターして、ニョッキを、あなたの得意料理として欲しい。



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ぶっちゃけ、レシピはない。
またか。

芋は、男爵が好き。
たぶんなんでも出来るし。

ひと袋、700gくらい入ってた。
皮を剥き、ゴロゴロと並べる。



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4つか、6つ。
ざくざく、大ぶりに切る。

大ぶりが旨い。



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手鍋に入れて、かるく水洗い。
ザーッと流して、表面のデンプンを落とす。



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顔が出るくらいの水を入れるよ。
芋は水から炊くの。

火加減は中火。



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沸いてきたら、蓋をして、弱火。
そのまま12分きっかり茹でます。



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茹で上がり。

爪を立ててみて、ほろりと芋が崩れるくらい。
時間より、大切なのは『状態』。



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蓋をちょっとずらして、構えます。
このまま...



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シンク(流し)に、じゃーっと湯を捨てる。
お湯をちゃんと切ってね。



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これを中火にかけて、鍋をゆらし、
水分を飛ばします。



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じゃーん。
粉ふきいもの出来上がり。

オハナでは、ポテトフライは、
一度、粉ふきいもにするの。

めんどくさいと思うけど、味が違うの。
めっちゃ旨いよ。



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いやいや、今日作るのはニョッキだったね。
粉ふきいもの重さを、電子秤で計量します。

500g位になると思う。
多かったら食べちゃって。

ここで。
芋の重さの0.7%の塩をふります。
3.5gね。



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塩をした芋を、マッシュします。

マッシャー(芋を潰す道具)があれば、ベストだけど、
計量カップでも行ける。

結構、上手にマッシュできたりする。



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芋の重さの25%の『薄力粉』をボウルに入れます。
薄力粉ね。

芋が500gの時は、125g。
僕のは、食味重視。
極限まで、粉を減らした配合です。



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指を立てて、ぐるぐる。
生地を練らないように、粉と芋をなじませます。

そぼろを作ってあげる感じ。



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そぼろをまとめるように、ペタペタ。

こんな感じのお団子が出来る。
10分ほど休ませます。

その間に、調理場の片付け。



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休ませた生地を、ざっくり2等分。
芋500gくらいの時は、半分に切った方が、扱いやすいし。



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こねこね。よりより。
(打ち粉は使いません)

手でながーい棒状に成形します。
直径2cm弱くらい?



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端っこからザクザク切っていきます。
1個、11gが適量。




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まず、ざっくり切って。



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生地を下げて、ざっくり。




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生地を上げて、ざっくり。



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こんな感じに、交互に切ると、
くっつかないよ。



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まずお団子を作ってね。

なんか大きいかなと思ったら、ここでちぎって減らす。
小さいかなと思ったら、逆にちょびっと足してあげるの。



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お団子に、親指をちょい入れる。
ぐっ。



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すると、こんな感じの『へそ』が出来る。

フォークで潰す方法もあるけど、
僕はへそが好き。



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じゃ、ちょっと茹でる練習しよか。
ふつふつと沸くお湯(中火)にニョッキを入れます。

湯面に近いところから、ひょいっと入れるの。
ばしゃって入れると、熱いからね。



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ふつふつ。

まだかな。
まだだよ。



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目標1分30秒。
ゆらりゆらり、ニョッキが水面に浮かんできたら、OK。

ニョッキは茹で時間とか、覚えなくて良い。
浮かんだら、食える。



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よーし、本番行くよ。
全員、お団子体勢。

子供に手伝ってもらうと、楽しいところ。



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出撃。
わーっと、みんなで、ばしゃばしゃ。



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おー。
もうなんか、どんどん浮かんでくるし。
忙しい。

限界ギリギリの配合なので、
茹ですぎるとふやけて、急激に美味しさが減る。
瞬間勝負なのだ。



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きれいにスタンバイ。
はい、上手に出来ました。

配合をきちんと守れば、誰でも出来る。
慣れてくれば、粉を計量しなくても出来るよ。



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トマトソースで、あえてみた。
大家族を養えるニョッキの軍勢の出来上がり。

育ち盛りの子供さんに、おすすめ。
みんなで、作るの楽しいしね^^。




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【じゃがいものニョッキ 木こり風ソース】

bluetailhappiness at 23:45│Comments(4)TrackBack(0)clip!

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この記事へのコメント

1. Posted by 。   January 14, 2014 01:41
ふんふん…

おへそじゃなく、お口にして、
お目々もつけて、と。
わーい、“ニョッコ”の完成♪


可愛すぎて、食べられない!!


この気持ちが理解できない人は、
YouTubeで「かまどのうた」を検索して
動画を見て、想像してね。

寒山ダッシュ
2. Posted by papa   January 16, 2014 00:04
名物かまど、拝見しました。
僕だったら、左端から全部食べます。
3. Posted by ナナ   January 21, 2014 23:01
ニョッキ、いいですね!!つなぎの粉の割合まで書いてあってありがたいです。大量に作る・・・いいですね。大皿にどか~んと。うちの三人息子が盛り上がりそうです。
4. Posted by papa   January 22, 2014 00:36
ナナさん、こんばんは。
今日はサツマイモでニョッキを作りましたが、
全く同じレシピで作れました。
美味しいですね。
子供にも大受けです。
楽しまれて下さい。

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