February 20, 2014
即席うどんの作り方
災害とかあって、食料がないなーいうとき。
そういう機会って、あんまりないけど。
山梨もこないだ、記録的な大雪で、
物資が届かず、食料薄でしたし。
こんなとき、菓子パンとカップラーメンばかりじゃ、
そりゃ、元気も出ないですよ。
でも、小麦粉があれば、いろいろ作れます。
今日は、捏ねて、一晩寝かせてとか無しで、
すぐ食べられる『即席うどん』を作りましょうね。
粉は、地粉(国産の中力粉)を使います。
僕がよく使うのは、国産の『七分搗きの麺用粉』。
味があって、口当たりの良い生地を作ります。
地粉300gに、塩を3gを計量します。
そこに、水を140g。
基本、粉の量に対して、0.46倍の水です。
真ん中に、一気に注いじゃいます。
どーっと。
菜箸でぐるぐる。
手でやると、手にくっついちゃうからね。
箸だと、あとが楽。
手で、ぎゅ、ぎゅっと、
握るように、まとめていきます。
ざっとまとめたら、こんな感じ。
作業台の上に、取ります。
麺台があれば良いけど、
なければ良く拭いたテーブルで。
じゃあ、ちょっと捏ねるよ。
手のはら(たなごころ)でぐっと押して。
ちょっと天辺を、折り返し。
生地を少し、左に回して、もういちど、ぐっと押す。
この繰り返し。
でも、まあ、捏ね方は自由で良いです。
ぶっちゃけ、ほとんど捏ねない生地なので。
水分量を手で感じるのが、目的なのね。
水分の調整は、ちょっとコツがあります。
捏ねる手を濡らすの。
その濡れた手で、捏ねる。
適度な水分量になるまで、繰り返します。
直接水を注ぐより、微妙な調整が効き、
失敗がないです。
ちょっと生地が硬いかな・・くらいで大丈夫。
あとで、柔らかくなるから。
捏ねるといっても、2分くらい。
粉っぽさが、だいたい無くなればOKです。
こんな感じね。
濡らした手ぬぐいにくるんで、
15分寝かせます。
15分後。
触れた感じが、しっとり変化しています。
小麦粉が水となじむには、時間が必要なのね。
このあいだに、僕はスープを作ったり、
つけ汁を作ったりしちゃいます。
ちょいちょいと捏ねてあげます。
1分くらい。
ちょっと捏ねただけで、
あっというまにつるんとした生地になります。
これをまた15分寝かせます。
はい、出来上がり。
美しい生地です。
これ本当は、僕の水餃子の生地なのね。
たなごころで、円盤に伸ばしていきます。
生地の両面に、打ち粉をします。
打ち粉は、薄力粉を使います。
麺棒で、Xの4方向に、
中心から外側に伸ばします。
これでだいたい四角になる感じ。
対角線に麺棒でくるくる巻いて。
すぱん、すっぱん伸ばすんだけど。
これ、説明が難しいな。
そば打ち教室とか行くと、教えてもらえると思う。
ネットで動画もあるかな。
出来なくても、ひたすら根性で伸ばすこともOK。
手で触って、厚いところがあったら、
そこをきゅっきゅと伸ばす。
慣れると、簡単よ。
もう一度、打ち粉をして、
3つにたたんだものを、包丁でザクザク切ると、
麺になる。
麺をほぐしながら、もう一度、打ち粉。
沸いた湯に入れて、
吹きこぼれない程度の火加減で煮ます。
うどんの太さによりますが、4〜7分くらいでしょうか。
ちょっと水に取ったのを食べてみて、おいしければOK。
つけ汁は、煮きったみりんに、同量の醤油と出汁。
ネギと生姜のみじん切りをたっぷりに、おろしニンニク少々。
あれば、粗擂りの白ごま。
やみつきだれ。
備えあれば、憂いなし。
素敵なサバイバルライフをお楽しみください。
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