ＢＬＵＥＴＡＩＬ　ＨＡＰＰＩＮＥＳＳ

「一生懸命お世話してるのに、咲かないの」

うん、何でだろうね。
おなじキットだから、他の子と同じ種だし、栽培条件も変わらないだろうし。

「私も咲かせたいのに・・」

はい、泣かない。落ち込まない。
お父さんが、なんとかしてあげるから。

はい、どこでも花咲マシーン！！

・・が、４次元ポケットから出るはずもなく。


ネットでいろいろ調べたけど、同じように悩む人は多いみたい。
アドバイスもいろいろ有るけど、打開策になっていない。

これは品種とか、栽培環境の問題ではないと思う。
自然に近い野外に置いている以上、日照時間も関係がない。

まいったな。


「咲かない朝顔」を良く観察してみた。

彼女の朝顔は、元気である。
むしろ他の子のものより、葉が多く、ツルが長い。
花を咲かせず、そのエネルギーを自分の成長に使っているらしい。


そういえば。
ひとつ面白い情報があったっけ。

「ゴーヤ（苦瓜）は、３ｍくらいに伸びるが、蔓の長さが１.５ｍ前後の長さのとき、
　蔓の先端を摘み取ると、雌花がたくさん付き始めて、ゴーヤの収量があがる」

推測だけど、先端を摘み取られることにより、生命の危機を感じたゴーヤに、
種の保存本能が働くのだと思うんだ。

・・同じ蔓性の朝顔も、同じことが云えるんじゃないだろうか。












思い切って、蔓の先端の成長点だけを摘み取ってみた。
植物の負担を最小限にします。

あとは、様子を見守るだけ。
朝顔のエネルギーが、「種を作ること」に変化するはずだけど。


・・翌朝。












ほら、咲いたよ。見においで。

ひとつだけど、咲いた朝顔の花。
娘、嬉しかったらしく、ジャンプして喜んでいる。

「ありがとう」

うん。どういたしまして。
君の笑顔が咲くのが、パパは嬉しい。




その後の経過（↓）。

　「朝顔が咲きません」経過報告へと続く