マクロビと進化論 〜人間は何を食べるのか?〜
February 12, 2011
マクロビと進化論 6)人間は何を食べるのが正しいのか?

人間は何を食べて生きていくのか?
いや、実際、何、食べたら良いんでしょうね。
今、僕たちは、いろんな選択肢を選ぶことが出来ます。
和食、洋食、中華というジャンル。
食事法もマクロビオティック、火を入れないものを食べるローフード。
動物性のものを食べて、炭水化物を制限するアトキンスダイエット。
肉ばかりを食べる人たちもいますし、菜食の人たちもいます。
あれが体によい、これは毒。
そんな情報が、ネットでもたくさん行き交っています。
情報が多いから、選べるから、迷ってしまいます。
私たちは、何を食べたら正しいのか。
その答は、進化論にあると思うんです。
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February 09, 2011
マクロビと進化論 5)じゃがいもとマクロビオティック
じゃがいも、マクロビではなーんか悪者になっちゃう野菜なんですけど。
おらおらおらおら、「陰性」にしてやるぞ~~。

この画像みせたら、子供が泣きました。
(食べ物で、遊んですいません。この後、美味しく頂きました)
「ナス、トマト、ジャガイモなどは「陰」の気が非常に強いので
体のバランスを崩しやすいので避けた方が良い」というのが
彼らが嫌われものになる主な理由です。
自然に近い状態を是とするマクロビの考え方から云っても、
そもそも熱帯地方などが原産のそれらの野菜を
環境の違う日本で育て、食べることを良しとしないのですね。
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おらおらおらおら、「陰性」にしてやるぞ~~。

この画像みせたら、子供が泣きました。
(食べ物で、遊んですいません。この後、美味しく頂きました)
「ナス、トマト、ジャガイモなどは「陰」の気が非常に強いので
体のバランスを崩しやすいので避けた方が良い」というのが
彼らが嫌われものになる主な理由です。
自然に近い状態を是とするマクロビの考え方から云っても、
そもそも熱帯地方などが原産のそれらの野菜を
環境の違う日本で育て、食べることを良しとしないのですね。
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January 30, 2011
マクロビと進化論 4)宮沢賢治の「一日ニ玄米四合ト」は食べ過ぎか?
詩人、宮沢賢治(1896-1933)の代表作といえば、
『雨ニモ負ケズ』。

「雨ニモマケズ、風ニモマケズ」で始まる、とても有名な詩ですね。
その一節に、
「一日ニ玄米四合ト
味噌ト少シノ野菜ヲタベ
(一日に玄米4合と、味噌と少しの野菜を食べて)」
という文章があります。
玄米4合といえば、炊飯した状態で1.2kgというボリューム。
どんだけ玄米が好きなのか?
いや、いくら玄米が好きでも、賢治さん、食べ過ぎでしょう。
そういう話になっている。
宮沢賢治は、食べ過ぎか?
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『雨ニモ負ケズ』。

「雨ニモマケズ、風ニモマケズ」で始まる、とても有名な詩ですね。
その一節に、
「一日ニ玄米四合ト
味噌ト少シノ野菜ヲタベ
(一日に玄米4合と、味噌と少しの野菜を食べて)」
という文章があります。
玄米4合といえば、炊飯した状態で1.2kgというボリューム。
どんだけ玄米が好きなのか?
いや、いくら玄米が好きでも、賢治さん、食べ過ぎでしょう。
そういう話になっている。
宮沢賢治は、食べ過ぎか?
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January 26, 2011
マクロビと進化論 3)牛乳とマクロビオティック
『牛乳は、仔牛の飲み物であって、人間が飲むのはおかしい』
そういう話もありますが、それは牛乳の問題点ではないと思うの。
それだと、何千年も、牛乳を食料として利用してきた文化を否定してしまいます。
日本人は、基本、牛乳を飲む民族ではありませんでした。
飲まれることもあったのですが、
牛乳はもともと薬として扱われていたようですね。
滋養強壮プラス精力剤。頑張るお父さんの薬。
「赤まむしドリンク」みたいな感じ?
今のようにたくさん消費するようになったのは、戦後のことです。
でも、そういう文化がないからと、その毒性を訴えて、
他の人の暮らしを否定してしまうことを、僕は良いと思えないの。
牛乳を飲んでいても、元気な人は元気だもの。
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そういう話もありますが、それは牛乳の問題点ではないと思うの。
それだと、何千年も、牛乳を食料として利用してきた文化を否定してしまいます。
日本人は、基本、牛乳を飲む民族ではありませんでした。
飲まれることもあったのですが、
牛乳はもともと薬として扱われていたようですね。
滋養強壮プラス精力剤。頑張るお父さんの薬。
「赤まむしドリンク」みたいな感じ?
今のようにたくさん消費するようになったのは、戦後のことです。
でも、そういう文化がないからと、その毒性を訴えて、
他の人の暮らしを否定してしまうことを、僕は良いと思えないの。
牛乳を飲んでいても、元気な人は元気だもの。
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January 07, 2011
マクロビと進化論 2)給食とおしりと空腹論
娘の学校給食です。
和風。全体的にさっぱりめの献立です。

僕の時代は、クジラの竜田揚げとか、砂糖のいっぱいついた揚げパン、だったなぁ。
給食も変化しているんですね。
僕も、給食の仕事していました。
老人ホームで、お年寄りの皆さんにごはんを作るの。
そういうとき、料理人は、献立を考えません。
栄養士の方が、設計してくれる栄養バランスのメニューを作り、お出しする。
それは季節感より、栄養重視の献立でした。
栄養士が違うと、献立もだいぶ違います。
でも、だいたい「栄養価の高い肉」が3食、必ず献立に組み込まれます。
この『栄養の高いものを摂取して「健康」を作る』という考え方は、
ずっと栄養学の常識だったと感じます。
寒いドイツで生まれた『栄養学』の基本は、肉食にありました。
それを勉強した日本も、その影響があると思う。
温帯で多湿の日本でなら、「和食」だと思うの。
五穀を主食とし、野菜、海藻、魚介類で補う食事ですね。
家でハンバーグやオムレツは結構、食べるから、
今、学校の給食は「和食」の献立を多くするよう、工夫されているそうです。
うん、給食も変化しているんですね。
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和風。全体的にさっぱりめの献立です。

僕の時代は、クジラの竜田揚げとか、砂糖のいっぱいついた揚げパン、だったなぁ。
給食も変化しているんですね。
僕も、給食の仕事していました。
老人ホームで、お年寄りの皆さんにごはんを作るの。
そういうとき、料理人は、献立を考えません。
栄養士の方が、設計してくれる栄養バランスのメニューを作り、お出しする。
それは季節感より、栄養重視の献立でした。
栄養士が違うと、献立もだいぶ違います。
でも、だいたい「栄養価の高い肉」が3食、必ず献立に組み込まれます。
この『栄養の高いものを摂取して「健康」を作る』という考え方は、
ずっと栄養学の常識だったと感じます。
寒いドイツで生まれた『栄養学』の基本は、肉食にありました。
それを勉強した日本も、その影響があると思う。
温帯で多湿の日本でなら、「和食」だと思うの。
五穀を主食とし、野菜、海藻、魚介類で補う食事ですね。
家でハンバーグやオムレツは結構、食べるから、
今、学校の給食は「和食」の献立を多くするよう、工夫されているそうです。
うん、給食も変化しているんですね。
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January 06, 2011
マクロビと進化論 1)進化の分かれ道

マクロビオティックでは、玄米を食べます。
僕は、玄米が好きですし、お米がないと生きていけない典型的な日本人を自負しています。
でも・・
「人間の最も適した食は『穀物食』である」
考え方が、先入観として入ってしまうと、
広いものの見方を制限してしまうことがあります。
『人間と食』を、テーマにしてみました。
新しいものの見方を得るために、古い考え方を壊してしまう話ですから、
ずっと書かないでおいた話でもあります。
物事で常識とされていることで、そうでないことは多いの。
だからといって、常識を無視して良いということでは、ないからです。
ですので、それを前提にお読み頂けると幸いです。
いつもの超マニア向けの記事ですので。
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